• ベストアンサー

仕事をしたくない と 仕事がしたくない の区別

はじめまして、日本語を母国語としていない者です。 仕事をしたくない と 仕事がしたくない の区別か表現のニュアンスを教えて頂きたいです。 例:「今日僕は仕事をしたくないです」って正しいですか、  「仕事がしたくない」の後に名詞が付くようなことを認識しています。  「仕事がしたくない今日」。 宜しくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.6

国語の教材(文法書や参考書、模擬試験など)作成を仕事としている者です。 >仕事をしたくない と 仕事がしたくない の区別か表現のニュアンスを教えて頂きたいです。 歴史的には、 >「仕事がしたくない」 の方が正しい言い方です。 この場合の「が」は、文法用語で対象を表す「が」と言い、後に続く動詞(述語)が、”希望(要求)、好き・嫌い、得意・苦手、上手・下手、可能・不可能、必要・不必要、感覚、など”を表す場合にのみ使われます。(一番下に例文を挙げておきます。) 例えば、「私は仕事がする。」とか「私は水が飲む。」とは言いませんが、述語が「したい」「飲みたい。」という希望を表す形になった場合は、「私は仕事がしたい。」「私は水が飲みたい。」と言うことができます(というより、【仕事を」「水を」ではなく「仕事が」「水が」の方が歴史的な=正しい言い方です。) 以下、【 】内は少し難しい話なので、無視していただいても結構です。 【日本語の「が」は、主語(動作の主体)を示すと言われます。「僕が教える。」のような場合の「が」がそうですね。ところが、今回問題になっている「が」は、動作の主体を示すのではなく、動作の対象を示しています。例えば「水が飲みたい。」と言う文では、「水」は「飲みたい」と思う主体ではなく、「飲みたい」目標=対象ですよね。これは、言葉の働きからすると、「を」に近い意味・用法なので、連用修飾語と考えた方が合理的なのですが、日本の学校文法では、「水が飲みたい。」という場合の「水が」も主語と考えます。その理由は、さらにややこしくなるので、ここでは省略します。いずれにしろ、この「が」は、今も国語学(日本語学)の専門家が研究を続けている分野であり、はっきり説明が付かないところも残っているのです。】 「仕事をしたい。」とか「水を飲みたい。」という言い方は、歴史的には新しい言い方であり、専門家の中には間違った用法であるとする人も多くいます。 ただ、今では「仕事をしたい。」「水を飲みたい。」という人も増えてきており、一般の方がこの言い方を使ったからと言って間違いを責められることはないでしょう。 とは言え、「仕事が」「水が」と言った方が、より伝統的で自然な日本語であるということには違いありません。 >「今日僕は仕事をしたくないです」って正しいですか、  上に書いたように、現在では普通に使われる言い方ですが、 「今日僕は仕事がしたくないです」の方が歴史的で正しい言い方です。 >「仕事がしたくない」の後に名詞が付くようなことを認識しています。  名詞が付くとは限りません。「仕事がしたくない。」で言い切る場合もあれば、「仕事がしたくない日もある。」というように名詞が続く場合、「仕事がしたくないと思う。」というように引用の格助詞「と」が続く場合もあります。 対象の「が」を使う言い方のいろいろ。(主なもの) 希望(要求)…仕事がしたくない。水が飲みたい。恋人がほしい。 好き・嫌い…クラシック音楽が好きだ。数学が嫌いだ。 得意・苦手…語学が得意だ。漢字を覚えるのが苦手だ。 上手・下手…英語がうまい(=上手だ)。料理が下手だ。 可能・不可能…中国語が話せる。ピアノが弾けない。 必要・不必要…この料理は時間がかかる(=要る。)経験が要らない仕事。 感覚…頭が痛い。そよ風が肌に心地よい。 (以上の「が」は「は」にしても意味が通じますが、その場合は、文法的な説明が異なってきます。この場合の「の(対象を表す「が」)と「は」は分けて考えた方がいいでしょう。) 以上、学校文法(日本で日本人の中高校生が習う国文法)に基づいてご説明しました。外国人向けの日本語文法では、また別の説明の仕方をするかもしれません。 

Yoshinaga88
質問者

お礼

いろいろお教えてくださって、感謝しています。 大変勉強になりました。日本語の上達に役に立ています。 またご縁が御座いましたら、よろしくお願いいたします。 親切な回答本当にありがとうございました。

その他の回答 (8)

  • 2525warau
  • ベストアンサー率40% (9/22)
回答No.9

仕事をしたくない :言いたいことを淡々と述べている文章 仕事がしたくない :「したくないこと」がある。それは は 勉強でもないし、家事でもない。「仕事」のことだよ、というニュアンスが込められる。 (おまけ) 仕事はしたくない :『ほかのことはともかく』仕事『だけ』はしたくない、という意味。 また、仕事について聞かれた際の回答。話題が『仕事である』ことを前提にその話題の『仕事について』どうなのかを論じる。「え?この仕事をどう思うかって?この仕事はしたくないよ。」

Yoshinaga88
質問者

お礼

いろいろお教えてくださって、感謝しています。 大変勉強になりました。日本語の上達に役に立ています。 またご縁が御座いましたら、よろしくお願いいたします。 親切な回答本当にありがとうございました。

  • Ishiwara
  • ベストアンサー率24% (462/1914)
回答No.8

#7です。 「宜しく」は、古い感じがします。 現代は「よろしく」が標準です。

  • Ishiwara
  • ベストアンサー率24% (462/1914)
回答No.7

#6さんとまったく同じです。 あなたが書く・話す場合: 「仕事がしたくない」をお勧めします。 あなたが読む・聞く場合: 「仕事をしたくない」は誤用ですが、ある程度市民権を得つつある表現として、許してあげましょう。 言葉は、最初は誤用であっても、多数の人が使うようになると、最後には公認されてしまうものです。

Yoshinaga88
質問者

お礼

いろいろお教えてくださって、感謝しています。 大変勉強になりました。日本語の上達に役に立ています。 またご縁が御座いましたら、よろしくお願いいたします。 親切な回答本当にありがとうございました。

  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.5

はじめまして。 助詞「を」と「が」の違いにより、ニュアンスに違いがあります。 1.「僕は仕事をしたくない」: この「を」は格助詞で、他動的意味の動詞がさす動作・作用が向けられる対象を示します。 例: 本を読む。 勉強をする。 2.「僕は仕事がしたくない」: この「が」は格助詞で、動作・作用が向けられる対象を示します。対象を浮き上がらせる効果をもち、強調のニュアンスになります。 意志を表す「~したい」「~したくない」や感情を表す動詞「好き」「嫌い」などと共に使われることが多いのも、「強調」の働きが「が」にあるからです。 これは、同様の格助詞「は」にも見られる用法です。 例: 本が読みたい。 本が好き。 勉強はしたくない。 勉強は嫌い。 3.ご質問: <「仕事がしたくない」の後に名詞が付くようなことを認識しています。  「仕事がしたくない今日」。> そんなことはありません。 名詞(体言)を修飾する連体修飾語としての連体節の中では、対象を表す格助詞に、「が」「は」「を」など、自由に用いることができます。 例: 仕事がしたくない日 仕事をしたくない日 仕事はしたくない日 仕事などしたくない日(「など」は例示を表す副助詞) 仕事なんてしたくない日(「なんて」は副助詞「など」と同じ用法) 仕事さえしたくない日(「さえ」は追加を表す副助詞) 以上ご参考までに。

Yoshinaga88
質問者

お礼

いろいろお教えてくださって、感謝しています。 大変勉強になりました。日本語の上達に役に立ています。 またご縁が御座いましたら、よろしくお願いいたします。 親切な回答本当にありがとうございました。

  • tky-ny
  • ベストアンサー率27% (275/1003)
回答No.4

こんにちは。 国語の先生でもない普通の日本人です。 >仕事をしたくない と 仕事がしたくない の区別か表現のニュアンスを教えて頂きたいです。 日常会話では、この2つはほぼ同じ意味として使っています。 この場合は「仕事」が目的語なので、文法的には「を」が正しいと思いますが、 「を」と同じ意味で「が」を用いています。 「今日僕は仕事をしたくないです」正しいです。 「今日僕は仕事がしたくないです」これも通じます。 「仕事がしたくない今日」文法的には正しいですが、あまり聞かないですね。詩の一節のようです(^^)。 このような言い方だと、「気温が低い今日このごろ」などはよく聞く言い方です。 あまり回答になっていないかも知れませんが、 一般的な日本人の感覚の一例として書きます。 日本語は日本人にも難しいです(^_^;)。

Yoshinaga88
質問者

お礼

いろいろお教えてくださって、感謝しています。 大変勉強になりました。日本語の上達に役に立ています。 またご縁が御座いましたら、よろしくお願いいたします。 親切な回答本当にありがとうございました。

回答No.3

簡単に言いますと・・・ 仕事「を」したくないだと→完全に仕事したくない。              完全否定のイメージ。 仕事「は」したくないだと→仕事以外(例えば飲みに行くとか)              のことならしてもいい というニュアンスになると思います。

Yoshinaga88
質問者

お礼

いろいろお教えてくださって、感謝しています。 大変勉強になりました。日本語の上達に役に立ています。 またご縁が御座いましたら、よろしくお願いいたします。 親切な回答本当にありがとうございました。

回答No.2

言葉も時代とともに変化するので、現在は正しいとされているのかも知れませんが。。。 「仕事をしたくない」が正しい日本語で、「仕事がしたくない」というのは誤用だと思います。

Yoshinaga88
質問者

お礼

いろいろお教えてくださって、感謝しています。 大変勉強になりました。日本語の上達に役に立ています。 またご縁が御座いましたら、よろしくお願いいたします。 親切な回答本当にありがとうございました。

  • ANASTASIAK
  • ベストアンサー率19% (658/3306)
回答No.1

仕事をしたくない 通常の言い方です。英語で言うとSVOの構文。 仕事がしたくない   仕事ということについては、という話題や注意を喚起する 言い方。さらに、仕事ということを強めるときには、 「仕事はしたくない」と言います。

Yoshinaga88
質問者

お礼

いろいろお教えてくださって、感謝しています。 大変勉強になりました。日本語の上達に役に立ています。 またご縁が御座いましたら、よろしくお願いいたします。 親切な回答本当にありがとうございました。

関連するQ&A