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「次々と」と「次々に」の区別は?
こんにちは!海外の日本語学習者です。 (1)次々に客が来る。 (2)次々と作品を発表する。 (1)と(2)の例文にある「次々と」と「次々に」は置き換えることができるでしょうか。 (3)次々に(と)事件が起こる。 例(3)の場合は両方使えるようですが、区別は何でしょうか。「類義語使い分け辞典」(研究社)を調べてみたら、「次々と」の方が「次々に」よりスピード感があると書いてあるが、ニュアンスの違いはそれだけでしょうか。
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次々と、次々に、のどちらも使えます。 辞書による意味の違いは下記の通りです。 「と」 (5)動作・状態の様子を表す。 「きっぱり―あきらめる」「ぐらぐら―揺れる」「あふれた水が道路を川―流れる」「貴公子然―すます」「意外―いい出来だ」 http://jiten.www.infoseek.co.jp/Kokugo?col=KO&pg=result_k.html&qt=%A4%C8&sm=1&lc=1&lp=1&svp=SEEK&item=MAIN,NODE,274034 「に」 (10)動作・状態の行われ方・あり方を表す。 「左右―ゆれる」「ぴかぴか―光る」 http://jiten.www.infoseek.co.jp/Kokugo?col=KO&pg=result_k.html&qt=%A4%CB&sm=1&lc=14&lp=0&svp=SEEK&item=MAIN,NODE,295460 「と」は「様子」を表すので、周りから客観的に見て、こんな感じであるということを表すときに使う表現。 つまり、「次々と客が来る」「次々と作品を発表する」では、「次々と」という様子に重みがあります。 「に」は「行われ方・あり方」に重点があり、動きそのものを表すために用いる表現。 つまり、「次々に客が来る」「次々に作品を発表する」では、「来る」「発表する」という動作に重みがあります。
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- pbf
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私も同じ意味だと思います。 ただ私には、両者にほんの少しだけ印象の違いがありますので、それを書かせてください。 まず「次々に」は、現在進行形と言いましょうか、今まさに次から次へと休みなく同じような物事が起こっている様が目に浮かびます。 いっぽう「次々と」の方は、連続しているという事実を、タイムスタンプのように、ある時点から見て客観的に供述しているような印象があります。言い換えれば、前者の方がやや口語的で、こちらの方が文語的な表現なのかもしれません。 例文もなんとなくそんな印象があります。例えば(3)だと、前者の事件は映画のパンフレットの中の事件ようですし、後者は歴史の教科書のなかのそれのような気がします。 ちなみに私の手元にある講談社・類語大辞典を見ると、「次々と」は載っていませんでしたが、「次々に」として、「相次いで」のより口語的な言い方と記されていました。
お礼
勉強になりました。ご説明どうもありがとう。
- daisen123
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置き換えられます。 類義語使い分け辞典に書かれているようにほとんど違いは無くスピード感の違いぐらいだと思います。 一般的に、「次々と客が来る」などと使ってもおかしいところはないと思います。
お礼
早速のご回答、ありがとう!
お礼
確かに私が知りたいのは、「次々」という一つの副詞の用法だけではなく、「自然」、「やたら」、「随分」等、後に「と」と「に」と両方接続できるすべての副詞の用法です。だから、「と」と「に」の意味からという根っこからのご説明、大変わかりやすく、勉強になりました。どうもありがとう。