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と言えども&とはいえ 区別
こんばんは! 中国人です。日本語の文法はちょっと苦手ますので、ご指導いただければありがたいです。 と言えども&とはいえ 区別はなんでしょうか? ご説明お願いしたします。
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現代の一般的な用法として「と言えども」の後には名詞が来ます。 例えば、ボクシングのチャンピオンが才能ある挑戦者と対戦する場合、テレビの解説者が「挑戦者のストレートは強力ですから、経験豊富なチャンピオンと言えども油断はできませんよ」と言ったりします。「経験豊富なチャンピオンであっても油断はできませんよ」という意味ですね。 この場合の「と言えども」を「とは言え」に言い換えて「経験豊富なチャンピオンとは言え油断はできませんよ」としてもいいのか、というと、私はには違和感がありますが、気にせずに使う人も多いのではないかと思います。 「とは言え」の後には文が来るのが普通です。 例えば「毎日中国語の勉強をしているとは言え、実際に中国人と話す機会があったときにうまく話せるか自信がない」のように使います。 また「とは言え」は文頭にも使えます。 「一度は中国を旅行してみたいものだ。とは言え私ももう70歳。体も弱ってきたし、行けるかどうかわからないなあ」は「一度は中国を旅行してみたいものだ。けれども私ももう70歳」という意味です。 そして、この「とは言え」を「と言えども」に言い換えると、たいていの人は不自然だと感じるでしょう。 また、冒頭に挙げた「と言えども」の例を、「とは言え」を使って、私にとって違和感がないように言い換えると「チャンピオンは経験豊富であるとは言え、油断はできませんよ」となります。 というわけで、「と言えども」は名詞の後、「とは言え」は文の後、というのが一般的な用法である、ということになります。
- Nakay702
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>と言えども&とはいえ 区別はなんでしょうか? >ご説明お願いしたします。 ⇒以下のとおりお答えします。 (1)どちらもほとんど同じで、違いをしっかり区別して説明するのは、正直(私にとって)かなりむずかしいです。まずは、その内容・意味ですが、 *と言えども=「~と言うことはできるけれども/できたとしても」 *とはいえ=「~ということではあるけれども/であったとしても」 くらいのニュアンスではないでしょうか。 (2)どちらもやや古い表現で、少なくとも現代語的な感じではありませんね。特に若い世代の人の会話ではめったに聞かれないような表現だと思います。 ただし、確かに両方とも古い感じなのですが、あえてどちらの方がより古いかと言えば、「と言えども」の方ではないでしょうか。つまり、「とはいえ」の方はまれに巷間で聞かれることがあります。 (3)文法用語で言えばどちらも「逆接」ですが、「しかし」や「けれども」のように、前文を突き放す形の、いわば「全体的逆接」でなく、前文の内容を「それはそうなのですが」と認めた上での接続ですから、こちらは「部分的逆接」と言えるかも知れません。 私の勝手な区分とネーミングを混ぜ込みましたが、以上ご回答まで。