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新月
こんばんは、新月について質問があります。トルコの国旗は別名「新月旗」と呼ばれ、新月?(三日月?)が描かれていますが、新月って見えないものと認識していたのですが間違いなのでしょうか?過去の質問を見ても新月は見えないという認識でいいようなのですが、ウィキペディアで調べてみると「新月は、本来は朔の後に初めて見える月のことである。」と載っていたのですが、ということは新月は見えるということなのでしょうか?また、crescentという英単語を辞書で引くと「新月、三日月」と出ていました。新月=三日月ということなのでしょうか? 質問 1.新月は見えるのか? 2.新月=三日月なのか? 回答よろしくお願いします。
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そもそも、目に見えないものに名前がついて、なおかつ、それを「新」と呼ぶのもなんだか感じがしませんか。おそらく最初に聞いた子どもはみんな妙な感じがするのではないでしょうか。 新月を和英辞典でひいてみてください。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E6%96%B0%E6%9C%88&dtype=3&dname=2na&stype=0&pagenum=1&index=02122900 new moon とでてきます。その国旗の名前でいう新月とは、まさにこのnew moonのことです。 とすると、新月とは朔のことであり、見えない月である、というのは間違いなのでしょうか。いえいえ、それも正解なのです。 それは、月の名前には2種類あるからなのです。一つは月の形をあらわし、もう一つは時期を意味するものなのです。前者は本来の名前(自然についたもの)で、後者が暦法上・天文学上の名前(定義されたもの)と言い換えてもかまいません。現在の「定義」としては英語も new moon が「見えない月」である新月のことをさすとWikipediaには出ていました。 この関係は、実は三日月でも同様です。三日月を暦(天文)として定義した場合、朔の日(月齢0)から三日目の月(月齢2)のことだけをさします。この三日月は、ふつうみんなが思い浮かべる三日月よりも、もっと細い月です。 http://homepage3.nifty.com/hosimi/phot87.htm http://homepage3.nifty.com/hosimi/phot88.htm ふつう、日常では月齢2~月齢5までの月の形を三日月と読んでいると思います。つまり三日目だけではなく四日目の月も五日目の月も三日月といっているのです。また、二十五夜から二十八夜あたりの月も三日月と呼ぶ人は多いことと思われます。 そもそも、30種類ほどもある月の形を日常生活でいちいち細かく呼び分けたりするはずもありません。
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- equinox2
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No3の回答者です。 新月は見えるのか?に対してもう少し詳しく書いてみます。 (1)新月(朔)の瞬間は当然ながら見えません。 ただ、日蝕として体験することはできるでしょう。 厳密には、朔の瞬間は地球の中心で考え、日蝕は地表で見る現象のため 朔の瞬間に起きるとは限りません。 (2)新月(朔)の瞬間を含む日の月は見えるか? 朔が0時直後に発生した場合には、日没の時刻には月齢は0.7~0.8くらいに なることはあります。 以下は、2000年から2015年までで、朔が0時直後になるケースで、 時刻は東京での値です。 2005/12/2 00:00:44が朔の瞬間 日没:16:28 月の入り:16:37 日没時の月齢 0.69 2012/6/20 00:01:57が朔の瞬間 日没:19:00 月の入り:19:20 日没時の月齢 0.79 注:上記計算結果は、海上保安庁の略算式を元に独自に計算した結果で、1分程度の誤差の可能性はあります。 計算結果からは、2012/6/20の場合には日没も遅いので条件が良さそうですが、 日没時の月の高度は4度弱です。 (赤経で9.5度、赤緯で2度くらい離れている) この条件で月が見えるかは判りませんが、No3で示したリンクの記述では 限界に近い値のようです。 #私自身が見た一番細い月は月齢1.5程度です(まだまだ修行が足りない・・)
- gootaroh
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質問1について・・・新月自体は見えません。あえて見えるとすれば日食のときでしょうね。ただし、真っ黒ですが。太陽と同じ方向にあるので、通常ではみえませんね。 質問2について・・・新月というのは英語のnew moonの直訳であり、日本語では、ご質問文にも引用されていましたが「朔」といいます。これはもともと「さかのぼる」という意味です。「さかのぼる」とは、漢字では「遡る」と書きます。よく「遡及(そきゅう)する」という言葉がありますが、これも「さかのぼる」という意味です。なんとなく字が似てますよね。 昔は旧暦、太陰暦といって月を基準として暦を作っていました。新月(朔)の日を、その月の第1日とするのです。新月から次の新月までは平均すると29.5日ですので、29日の月と30日の月があり、前者を小の月、後者を大の月と呼びます。その名残もあって「1か月」というのはいまだに「いっか『げつ』」なんですよ。 もっとも29.5日×12か月=354日で、今の暦より1年で11日ほど足りなくなります(つまり季節がずれてきます)。これを補正するために「うるう月」というのを挿入しますが、それは別の話題なのでここでは割愛します。 さて、いずれにせよ、昔は「新月がいつか」というのは月が改まるので大変重要だったわけです。現代のように天文学が発達していなかったころは、目測で月の初めを確定していました。 ところが、当然ですが、新月は見えませんよね。でも、二日月や三日月ならば、一生懸命空を見ていれば見えます(夕方、太陽の左そばにあります)。なので、二日月や三日月を見て「月が改まった」と認識しました。 トルコなどイスラムの国では、断食という習慣があることは有名ですが、これも新月から次の新月までの1か月間です。お役人さんが望遠鏡で二日月又は三日月を確認できたら、ラッパで町中に知らせ、この合図を聞いた市民たちは、断食の終了をみんなで喜ぶのだそうです。そのお役人さんは責任重大ですよね。ちなみに、当日曇っていたら、断食解除は翌日に持ち越したそうです。天文学が発達している現代でも、この新月の確認は目視だそうで、昔ながらの習慣を守っているんですね。 というわけで、目視での確認は二日月や三日月ですが、実際に月が改まったのはその二日前か三日前ですよね。なので、二日月や三日月を見て、その二日前か三日前に「さかのぼって」その月の「第1日」として扱ったわけです。だから日本語では「朔」というのです。 トルコの「新月旗」というのは、三日月を新月と思っているわけではなく、三日月で既に新月になったことを認識しているだけだと思います。実際の「第1日」は三日前にさかのぼっているはずです。 ただ、昔は天文学が未発達だったので、もしかしたら三日月を新月とみなしていたかもしれません。日本でも第15日をもって満月とみなしていた時代がありました。(旧暦八月十五日は『十五夜』ですが、これもその名残であり、必ずしも天文学上の満月=望とは限りません) 長くなりましたが、質問2について、正確には「新月=三日月」ではなく、「三日月でもって新しい月と認識し、そこからさかのぼって三日前を第1日とした」ということです。 「朔」の語源をたどっていくと面白いですよ。これを機会に「うるう月」のルールも勉強なさってはいかがでしょうか。結構奥深いものです。古典や歴史ドラマなどを見る際にも、旧暦を理解していると面白いものです。なんであの寒い真冬にやりとりする年賀状に「迎春」と書くのかも理解できます。 ご参考になれば幸いです。
- outerlimit
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新月も 状況によっては肉眼で見えます 机上の学問しか経験の無い方には想像できないかも知れませんが 地球の照り返し等の影響で見えることはそれほど珍しいことでは有りません 同様に真昼でも月が見えることもあります(日蝕以外で) 新月と三日月は天文学暦学では異なります(文学、社会学では?)
- equinox2
- ベストアンサー率48% (321/660)
既に回答がでていますので、参考としてどのくらいの月齢の月が見えるかは、以下を参照してください。 http://www.astroarts.co.jp/news/2006/04/21thinnest_moon/index-j.shtml 条件により異なるようですが、月齢1未満(新月の瞬間を含む日)でも見えることはあるようですね。
- Squirrels
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辞書で『新月』と調べてみたら (広辞苑・明鏡より) どちらの辞書にも 1. 月の第一日。 朔。 2.広辞苑 陰暦で月の初めに見える月。 明鏡 陰暦で月の初めに見える細かい月。 3.東の空に輝き出たばかりの月。 とありました。 2 の『初めに見える月』ということなので 新月は見えるものなのだと思います。 そして初めに見えるということなので 細い三日月に見えるということなのでは?