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ネット検索が中高生の勉強に与える影響
- ネット検索の普及により、中高生の勉強環境が大きく変化しました。
- 昔の時代では手に入りにくかった情報が簡単にアクセスできるため、学習効率が向上しました。
- しかし、情報の信頼性や情報過多の問題も生じています。
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教育上での影響、ということで、我が身を省みて申しますと、 情報を体系的に記憶するという点で、マイナス効果あるか、と思っています。 人間の記憶の仕方にはいろいろあるそうですが、 たとえば英単語を辞書で調べたときに、訳語が本の中のどのへんに書いてあるか、 情報の空間的な場所(位置情報)もひそかに頭に刻んでいる、かもしれません。 これが電子辞書ですと、画面の位置は変わらずに、文字がスクロールされて必要な 言葉が出てきます。出てきた訳語に、空間的な位置情報は伴っていないですね。 これは例えにすぎませんが、こういったことから、 言葉と言葉、情報と情報の関係を互いに位置づけて整理する、総括的な理解という面で、 ネット検索は(現在のところ)少し足りない部分があるように感じています。 コンピュータを使った情報検索は、シーケンシャルな検索などに強力な威力をはっきしますが、 窓の外の風景を理解するには、ぱっと見たときに刻まれる情報がいちばん多く、短時間ですよね。 それと、風景の中のビルディングは、おのずと風景の中での相対的なサイズが理解されていますが、 情報検索の情報は、サイズがわかりにくいようにできていますね。調べるほど、その人の中で巨大な情報になりますね。情報の現実的なサイズが把握しにくい、これが私自身にも弊害を及ぼすことがあります。 最後に、言葉の力というか、 言葉になったものからこの世に存在する、という話もありますが、 まだ言葉になっていないものに言葉を与える能力が、人間の価値を左右するのではないか、 などとも考えております。 ぜひ子供達には「実物」を見せる、触れさせる、などの機会をふやしてやるのが、 大事ではないかと思いますがいかがでしょう?
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ネットというのは、お目当ての情報だけを検索してくることができます。これの弊害を感じます。2例。 ・初心者のはずなのに、妙にマニアックな情報を知っている人が増えた。しかしマニアックな情報を扱うためには、まず普通の情報を知っていなければならない。何が重要で、何が枝葉末節なのかが全く分かっていない学生を教えるのは、一苦労。「いいですか、情報には二種類あって、重要なのと、マニアックなのがあります」なんて教えると、「へー、そうなんですか」とか言われてしまう(爆)。もはや情報の序列をつけようという意識さえなくなってしまった。 ・論文も同様。ものすごくマニアックな情報を知っているくせに、当たり前の情報を知らない(わざと書かないということではなくて、間違っていたり、書くべきことを書き落としている)。だから定説をひっくり返すとか序文に書いてあるけれど、「おいおい、ちょっと待て」と思ってしまう。「お前が取り上げている資料は、全体で見たら、大した割合じゃないだろう? それを重視して定説をひっくり返すってどういうことだ?」と。これらのマニアックな資料は、ウェブ上に転がっています。図書館が電子化した資料です。
- 畑 茂夫(@Flareon)
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自らの意思で積極的に学ぶという意味ではいい影響があるでしょう。 ただ、学ぶ姿勢に問題があると、調べ物をするより聞いた方が早いと、このサイトの様な質問掲示板で質問したりしているうちに、悪質な情報につかまったりする可能性はあります。 「私には判らないから、代わりに考えて」 大人にも言えますが、コレはいけない。
- nobu1717
- ベストアンサー率17% (218/1217)
ネットで調べると、とりあえず何かしらの回答が得られるので何でも知っている、分かっていると勘違いする子供が増えている気はします。 ですから、なんでもやってみよう、見に行ってみよう、体験してみよう、などの意欲は少ないと思います。 もったいないなあと私は感じますね。
「むかし」をいいだせば,ぼくらよりももっと不便な時代もあったわけです。ぼくの師匠連は,「コピーさえなかったんだぞ。だから原書を借りてきたら,1週間で読んで必要なところをメモしたんだぜ」。たしかに,ぼくらはコピーをとっただけで安心して読まないこともありましたから,その意味では勉強しなくなった 笑。 いまはいろいろな機関(たとえば官庁,都道府県庁,団体など)がウェブページをもっていますから,「あるていどまで」は直接に聞き取りにいかなくても情報が入手できるようになりました。しかし,論文にするにはもっと突っ込んだ情報や「本音」が必要になり,それらは公開されていません。だから,やはり直接に出向いて担当者にインタビューするなり,資料をもらったりしなければなりません。ウェブで下調べできれば,旅費が節約できるということでしょうか。 情報が氾濫してくると,情報処理の授業でも教わる常識ですが,良否を識別する「鑑識眼」が必要になります。大学生でも「糞論文」を識別できず,そのまま引用してきますね。「この論文はここが糞だ」と教わるためにあるのが演習ですが,指導者にそうとうな学識を必要とします。これは中学・高校では無理であり,「よく調べてきたね」と褒められる経験しかしてこなかったらしく,「糞だ」と言われると驚くようです。高い授業料の一部は,そのショック療法代なんですね 笑。
今の時代の子供も言葉くらいは辞書で調べていますよ。他にも、分からないことがあれば、ほとんどは教科書とかで調べますよ。ネットなどで調べ物をするのは、学校や辞書、教科書だけでは分からないことだけです。あとは、動画サイトなどで動画を楽しんだり、ネットゲームをしたりするためにネットを使っています。 昔よりも技術が進み、便利な時代になるのはとても良いことだと私は思います。ただ、ネットでは、ウソの情報なども紛れ込んでいたりしますから、やっぱりそこは注意すべき点なのかなぁと思います。 あまり回答になっていなくてすみません。これが私の考えです。 では、さようなら。
- born1960
- ベストアンサー率27% (1223/4397)
その気になれば辞書を調べるよりも多大な情報を得ることができます。 そういう意味ではその子のやる気次第ではいくらでも勉強ができます。 ただ、活字に書かれたもの(本)は正しいと思ってしまいがちでしたが、実は中には間違っていることもあるわけで、ネットでの情報の正誤を取捨選択することも勉強なのでしょう。 また、小中高の(受験)勉強に必要なことはネットで十分だと思います。
お礼
スペイシャルとリングイスティックなアビリティの関係性のアレが非常にゲットハート(得心)しましたのでベストアンサーとのことで声を大にしてセイさせて頂きます。