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仕事へのやる気・興味・能力
27歳、3年目、男です。 医薬品の研究開発部門に所属しています。 長くなりますが、どうぞよろしくお願いします 化学を専攻している方の、勉強・仕事への意欲・考え方、この相談を 読んで感じたこと・アドバイス、お願いします。 自分は医薬品の研究開発、もっと大きくいうと化学でご飯を食べていきたかったのか、それだけの覚悟がなかったのでは、と悩んでいます。 化学に好奇心があるのかと聞かれても、今はその気持ちはあまりありません。受験勉強のように勉強してきてしまったという気持ちはあります。 ですので、今の仕事には直接関与してこないこと、たとえば難しい有機化学の反応式とか学生時代、暗記はしましたが、もうほとんど忘れてしまいました。 自分の勉強は、テストのための勉強とか、そういう狭いものだったと感じています。 応用化学系で大学院を出て、今の会社に就職しました。 http://okwave.jp/qa412303.html をはじめ、大学の研究室のときも悩み、ここでいくつも相談をしたのですが、改めて読むとまさしくこのアドレスのpricedownさんのコメントどおりになっています。 僕は、大学に進学するときに、なぜ化学を選択したのか、今では答えることができません。受験に受かる事が目的のようになっていたと今では思ってます。大学3年まで、特に疑問を持つことなく勉強してきて、漠然と化粧品やりたいなあと考え、大学4年で研究室に入りました(コロイド界面化学)。でも入ってから「自分は化学を専攻して何がやりたかったのだろう」と改めて考えてしまい、自分を見失い鬱状態にもなりました。 その時は、企業の人(化粧品・今の会社の人です)の講演会を聞き、今の研究室の分野は、このようなところで活かされているんだと思い、なんとか立ち直り、1年遅れですが大学院に進学し、就職も非常に難関な倍率のなか大手の化粧品会社に内定しました。 しかし、やはりまた同じ悩みにぶつかっています 配属は化粧品ではなく、医薬品でした。 周りはほとんど薬学出身。医薬品に対する志は高い人達の集団だと 思います。自分は医薬品はほとんど未知でしたし、強い熱意はありませんでした。配属される可能性があったことは知っていましたが。 自業自得といわれても仕方ないですが。 僕の現状は、上司から指示された業務をこなすだけで時間的に精一杯。 時間も人よりかかるし、要領悪いということもあるとは思いますが。 業務において、自分で考えて・・というのは、ほとんどありません。 現時点の僕には、それができる自信もないです。 できなくても、薬学の知識なくても、家で勉強して、なんとか追いついてやるんだという気持ちが素直に出てくればよいのですが、そのハングリーさも、なぜか沸いてこなくて。 自分は、要領ないし熱意も弱いし、駄目なんだと考えてしまう自分がい ます。 会社では大学のように先生がいるわけではないし、学生のときのように1日中専門書で勉強して・・という時間はないし、ここ勉強しておいてねという指示もないし、受身では駄目だというのは頭では分かっています。 上司・同僚との人間関係に悩んでいるというのは、あまりないです。 年の近い先輩は、僕が元気ないのを感じて、食事に誘ってくれたりします。 結局、自分には化学に対する好奇心が足りないと感じています。 あとはフレキシブルに対応する行動力も。 企業では異動も頻繁にありますし・・ 他に、この分野で頑張ってライフワークにしていくんだという強い熱意があればいいのですが、行動に移す勇気・確信もなく・・転職活動等 もできていません。興味があるとかはあっても、こんな中途半端な気持ちではとか、自分には務まらないではと思ってしまいます。 26歳というのも気になりますし・・、とにかく自信・確信ももてないです。自分はアルバイトのような仕事はできるかもしれないけど、社会人として生計を立てる仕事は能力的にできないんじゃないかと考えて しまうこともあります。 焦る気持ちはありますが、行動に移せていないです。 毎日が消化試合のような日々が、この1年くらいずっと続いています。 何か、これ、というものは待っていてもこないことは分かっているのですが・・。 話がまとまってなくて、すみません。 意見・アドバイス等、よろしくお願いします。
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なぜ化学を専攻したか、分からずとも、大学院を卒業したのですから、能力は高いのでしょう。 応用化学科とのことですので、薬学とは、微妙に畑違いですので、壁に当たるのも仕方がないでしょう。 また、医薬品を行うとなるとGMPなどのきめの細かい管理や記録が大変なので、地道な作業が続くでしょう。 医薬品は、投資効果が高いのですが、確立するまでの過程も製造過程も丁寧さを必要とします。 会社としても期待できない人を安直に配属できる立場ではないと思います。焦らず、着実に、そして、あまり人と比較せずに努めて欲しいと思います。 そして、もし本当にだめなら、異動の願いを申し出るのも手ですし、27才なら転職も可能ではないかと思います。 ただ、転職するにしても、ある程度スキルを吸収したほうが良いと思います。 GMPよりは緩いのですが、ISO-9000シリーズを取得したがっている企業はまだまだ多く、GMPを全うする過程は、応用可能かと思います。 まずは、できていることとできていないことを等しく見つめてください。 できないことにしか目を向けない人は、負け癖がついて挫折を早めます。 薬については知識が及ばなくても、反応論には強いかも、とか、合成したものを同定する知識は強いかもとか、得意分野をもう一度見直して頂けたらと思います。 大学時代に得意だったことでも、仕事をしていて使わなくなると、衰退してしまうものだと実感しています。 大学時代に得意としていた分野を、大切にもして頂けたらと思います。
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- nirvanana
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少し言い方がきついかもしれませんが、ご了承ください。 大学院を出て、医薬品研究をしているということは頭がいいと思います。研究の華ともいえると思いますし。 そんな研究をしたくても金銭的もしくはその他色々な悩みでできない人も沢山いる中、うらやましい悩みだと思います。 やりたくてもできない人がいる中、そのような人のことを思ったら止まれないのではないでしょうか? 「失敗するのも自分、全部自分」だと思って挑戦するのが大事なのではと感じます。 前の方が仰ってる通り、研究というのは「実験」「データ解析」の繰り返しで毎日同じようなことばかりで、気分が落ち込むのは研究をする上で避けては通れない悩みなのかもしれません。 論文を読んだり、アイデアをひねり出し、実行するのが楽しいというのが研究者だと思います。 ただ、好奇心がないのは研究者として致命的な感じがします。研究というのは知的好奇心から成り立っているという意見がありましたがその通りだと思います。正直好奇心がないのでは「研究者」としてはやっていけないのではないでしょうか? もう一度「自分を見つめなおす」時間をつくってみてはいかがですか。 みんな挫折から立ち上がっていきますから大丈夫です。
- tsun-tsunta
- ベストアンサー率37% (159/424)
もう一つの質問の方で回答したのですが、マルチポストと言うことで削除になってしまったようですね。 改めてこちらに回答を投稿させて頂きます。 --------------------------------------------- 現役の化学者の立場から回答させて頂きます。 多少厳しい表現もあるかもしれませんが、ご容赦下さい。 >自分には化学に対する好奇心が足りないと感じています。 この部分を読み、研究者としては致命的だと感じました。 研究には才能も必要ですが、それよりも好奇心と探究心、情熱が何よりも必要だ と日々感じています。 医薬品の研究者ということですから、恐らく頭は良いのだと思います。 頭の回転、記憶力etc.…そういった点は申し分ないだろうと感じました。 好奇心が持てないにも関わらず研究者になっているのですから、化学的な才能も あるのだと思います。 もしあなたの中に化学への深い興味や好奇心が芽生えれば、きっと成功されるこ とでしょう。 けれど、あなたには研究者として何よりも大切なものが欠けてしまっているよう に思えてなりません。 研究なんて楽しいことばかりじゃありません。 よほどの天才でもない限り、毎日がトライ&エラーの繰り返しです。 データを眺めてはうんざりし、気を取り直しては新しい実験に取り掛かる…。 それでも、数多くの失敗の中に執念で掴み取った成功の瞬間があり、その瞬間に 知的興奮と幸福を感じられるから、研究者なんて仕事をやっていられるんですよ ね。 それはやっぱり、化学というものに対して飽くなき好奇心があるからこそではな いかと思っています。 あなたを非難しようとは思いません。 むしろ、気づいて良かったのではないかと思います。 研究者は「単なる仕事だから」と割り切ってこなせる仕事ではありません。 何よりも、本人が辛くなります。 何だかんだ言っても好きだからこそ、出てくるネガティブデータにも喰らいつい て、そこから考察をひねり出していけるんです。 好奇心も持てないのに、「相当好き」じゃないとできないような作業を毎日「作 業」としてこなしていくのは…難行苦行です。 仕事の要領が悪いとか、専門外の研究だとか…そういうことは、実は大して大き な問題ではありません。 社会人の多くが経験する壁で、あなただけに限ったことではありません。 自信を失くしてしまう人もたくさんいます。 それでも、多くの人はそこから立ち直っていきますから、大丈夫です。 ただ、あなたには好奇心がない。 何かを探求する職業についたのに、大前提となるものを持っていないのです。 それが…致命的。 少し考えてみてください。 あなたの中から、本当に化学に対する興味がなくなってしまっているかどうかを。 「仕事」になった途端、学生時代のように気ままにはいかない環境におかれ、心 が疲れているだけの可能性もあります。 他人よりも要領が悪いという自分に落ち込み、本来持っていた好奇心が翳ってし まっている可能性がなきにしもあらずです。 化粧品とか、医薬品とか…そういう枠を取っ払って考えてみてください。 実験している時に楽しいと感じたことはありませんか? 大変な思いばかりの中でも、楽しさを感じたことはありませんか? 振り返ってみてそういう記憶が大してないのであれば、やはり不向きな職種なの だと思います。 逆に、かつて楽しいと感じていたのなら、なぜ今はそう感じなくなってしまった のか考えてみてください。 そこに今後の方針が隠されていると思います。 研究者なんて仕事は、正直、好奇心で成り立っているようなものだと思っていま す。 天才じゃなくても、要領が悪くても、好奇心がそれをカバーすることができる仕 事です(成功するかどうかは別ですよ)。 逆に、好奇心をもてないままに研究者をやっているということは…本人にとって 何よりも辛いことだと思います。 別にね、「追いついてやろう」なんてガリ勉するほどの極端な決意は必要ないん ですよ。 ただ、最先端の論文を読んだり、新しい発見をした時にうきうきするような感覚 があれば十分だと思います。 それがあるかどうか、自分に問いなおしてみると良いと思います。
お礼
何かを探求する職業についたのに、大前提となるものを持っていないのです。 それが…致命的。 確かに、今は日々の業務をこなしているだけの自分がいるのも事実です。 自分自身のことをもう少し考えてみます
- csi-tof
- ベストアンサー率65% (15/23)
追加したいことがあり、連続投稿になってしまいました。見様によっては長文の分割投稿と見做されるかもしれませんが、どうかご無礼をお許しください。 入社3年目の経験として話をさせていただくと、 確かに自分の存在意義とか、自身を問いたくなる時期だとおもいます。 それで、具体的なアドバイスですが、 あなたご自身の仕事の結果に関するフィードバックは会社でちゃんとなされてるでしょうか? あなたの仕事に対して、受け取る相手(上司だったり、実験結果報告を受ける相手だったり、次ステップを合成する人だったり、量産化する人だったり、お客様だったり…)はどう思っているのかを聞けなければ、 確かにあなたはご自分の仕事に自信の持ちようもないと思います。 また、仕事結果のフィードバックは非常に重要です。 「PDCAサイクル」という言葉をよく使いますが、 そのうちの“Check”がなされないと、次の仕事の質も上がりません。 仕事の質も上がらなければ、確かにおっしゃるとおり「いつまでもアルバイトのようなレベル」のままで、「消化試合のような毎日」になると思います。 フィードバックがなかったり、あってもあなたが活用できてないならば、 そのことを上司や、同じグループの同僚、仕事の川下のかたに率直に相談してはいかがでしょう? 「入社して3年目だが、今の自分の仕事ぶりのどこに自信を持てばいいのかわからない。今の自分の仕事ぶりをどう思うか?改善すべきことをあげるとしたらどこか?」 意外と、あなたが悩んでいるのとは別の答えが返ってくる可能性は大きいと思います。 化学反応の知識より大事なことが合成系の研究職であってもいっぱいあります。 もう一点、その改善要求が目先のことの場合が多いですが、そのときは「自分が良い仕事をした先には結果(研究者の場合、商品化・上市のことが多いですね)がついてくること」を確認はしておく必要があると思います。 そこは妥協せずに議論しなくてはいけないと思います。 あわよくば、その商品が会社の商業戦略の中でどういう位置づけなのかなんかも知っておくのが「会社の化学者」としては良いと思います。 自分の仕事の長所を認識して誰にも譲れぬ自信にすること。 自分の仕事の短所を目の前に一つ二つハードルを置くこと。 どちらも「フィードバック」がキーと思います。 あとまた蛇足ですが、「pricedownさんのコメント」にあるように、お礼はひとこと簡単に「ありがとう」だけでもあったほうが良いと思います。
- csi-tof
- ベストアンサー率65% (15/23)
ただの慰めですが書かせていただきます。 「自分のやりたいこと」なんて、わからない人はいっぱいいます。きっとあなたの想像以上に多いです。 さらにそれとは逆のことを言うと、 異性への「好き」が激しいものから穏やかなものまで色々あるように、 「化学が好き、やりたい」という感情も色々。 あなたが数年前、化学に出会い、化学を選び、それで修士をとれたなら、 きっとあなたと化学には縁があり、あなたには一緒に暮らせるだけの好意があったと予想します。 なんか前半と後半で違うことを言っているようですが、、、口下手でスミマセン。 みんながみんな、イチローが野球を好き好きみたいな感情で専門を選んでいるわけではない現実と、 でもそれでもやっぱり「実は好き」でやってるんだという現実を知って欲しかったので。 現状を嘆くより、化学が好きな自分を発見するか、自分が本当に大好きな何かを発見するかしないと解決はしなさそうですね。 あと蛇足ですが、「好き」という感情に理由が答えられないことは不思議ではないとおもいます。
博士課程前期(修士課程)出で就職された計算になりますね。 ですと、迷うのは無理もないと思います。 博士課程後期を出て、やっと化学屋になったかなという自信というか感覚というかを持つのが普通です。 特に院の時難問にぶつからなかった場合無理もありません。 26歳ですと「全てこれから」になるでしょう。 私には焦るような無力なような気持ちが分るような気がします。 で、対策ですが、まず自分の仕事が一体「何の」「何処」を掘っているのか捜しましょう。 化学の世界全体のどの辺りにいるのかどちらに向いて歩いているのかを、時間を掛けて捜しましょう。 大企業の研究職のようですから情報設備も図書も揃っていると思います。 それから先輩・上司から今やっている仕事の「過去」を教えてもらいましょう。「なぜこれをやっているの?」という素朴な疑問を深めていくことが大切です。 研究職で食べていくためには、のっぺらぼうな世界にハーケンを打ち込んで、「ここから俺の世界だぞ」と宣言できなくてはいけません。 どうしてもそれが出来なければ、情報専門職や、外回りの技術屋として生きることは出来ますが、数字で実績を問われるキツキツの生活が待っています。 研究者の先輩として私は、今自分が何処にいるのか捜すことを第一にお薦めします。
お礼
アドバイス、ありがとうございました。 日々の仕事で、精一杯な自分がしますが、自分をもう少し考えたいと思います