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「資本政策」は誰が誰のために行うのか?
一般的にいう「資本政策」は誰が誰のためにそしてどのような目的で行うのでしょうか? 素人の私に平たくご教示ください。
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会社の場合、営業(事業)の中長期計画を立案し、5年後、10年後にどの ような売上規模、収益構造なのかを想定しておきます。 このような事業計画は、外部要因が多く、特定の”想定”に基づいて作 成しますので、実際には計画とブレる可能性が高いものです。 これに対し、資本政策は、自社の資本運営に関する政策です。 ”計画”とせず”政策”としているのは、自社のポリシーですので、資本 運営に関する全て(事業計画に基づき)想定を行いますから、ブレが無い ”政策”となります。 勿論、何年もすれば想定している状況も変化しますから、資本政策も変更 の必用が出る場合もあります。 今後の資本運営についてのポリシーですので、言葉を代えれば会社の憲法に 近いと思ものと考えると分かりやすいかと思われます。 ○資金調達 資金調達は銀行からなのか、株式の公開により行うのか 株式を公開する場合は、現状の株主に増資にて行うのか、上場にて行う のか、銀行からの融資と株式による資金調達のバランスをどうするか等 を事前に考えておきます。 ○経営権 上場した場合の、経営権の確保の仕方 ○事業計画を遂行するための方策 ストックオプション等の政策を行うのか否か 等々、事業計画を遂行するのに必用な、資本に関する部分を事前に決めてお くものです。 外資等からM&A、TOBに対する対抗策を考えておくのも資本政策の一環です。
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- tiuhti
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googleなどで検索してみるとわかりますが、最近は『資本政策』というと、株式公開前の企業が、簡単に言えば、『上場後も経営権を確保しつつ、出来るだけ高い価格で公開する為の戦略』という事になります。 例えば↓ http://www.azsa.or.jp/b_info/keyword/shihonseisaku.html ですから、未公開会社のオーナーが、自分の為に、自分のオーナーとしての地位を維持しつつ最大限儲ける、という目的の為に行う、という事になります。そこらへんの実態を、若干茶化しながら説明しているのが、↓のサイトです。 http://www.stb-ifund.co.jp/cgi-bin/WebObjects/ff2aa10259.woa/wa/read/ff2d1843df/ 既に上場してしまった企業で、オーナー系でもない場合は、『資本政策』は、「配当金をどれぐらい払うか」といった事がメインになるでしょう。(例↓) http://www.nomuraholdings.com/jp/investor/shareholders/capital.html 勿論、公式には、会社が株主の為に行うものですね。しかし、実態としては、敵対的買収への対策(安定株主対策を含む)なんかだと、株主の為なのか、あるいは現経営陣の為なのか、その区別は難しいものがあります。