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第二芸術論とは?
学校で日本画について調べていたところ、 戦後、日本画に対する評価が厳しく 時には【第二芸術論】とさえ言われることもあった。 という一文を見つけ、第二芸術論とはなんだろうかと思い調べたのですが、 俳句のページが出てきたりしてよくわかりません。 そのため このカテゴリーで質問しても良いのかもわからないのですが、 よろしければ【第二芸術論】とは何かを教えてください。
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第三の男 ~ 近代化しない芸術への警鐘 ~ かつての京都大学人文研究所は、俊英三羽カラスが集まっていました。 いちばん若かった桑原教授が、ジャン・ジャック・ルソーの研究者と しての立場で、現代日本に寄生する“第二芸術論”をブチあげたのです。 <PRE> 今西 錦司 人類学 19020106 京都 19920615 90 /日本の霊長類研究 西堀 栄三郎 化学 19030128 京都 19890413 86 /“探検のカリスマ” 桑原 武夫 仏文学 19040510 福井 19880410 83 /京都大学人文研究所長 ──────────────────────────────── Rousseau, Jean-Jacques 17120628 France 17780702 66 /哲学 </PRE> とりわけ俳句などは、お茶お華のような家元制度にひとしい古色蒼然 たる芸事のはしくれにすぎない、という舌鋒するどいものでした。 これに対して、俳句界の大御所たちは、黙りこんでしまったのです。 つぎの解説が、とても読みやすいと思います。 http://www1.odn.ne.jp/~cas67510/haiku/haikushinka.html ── 《桑原武夫の「第二芸術論」の衝撃》 彼の脳裏に、日本画が含まれていたかどうか分りませんが、わたしが 美術学校で学んだ経験によれば、日本固有の技法は、西欧の近代美術に 比べると、あくまで保守的で、不合理な精神主義に偏っています。 あいもかわらず“花鳥山水”の手本と剥製を模写・写生しています。 ギリシャ文化への復帰をめざすルネサンスのような芸術革命なしに、 室町・江戸時代のまま、ぬくぬくと依存する俗物たちの技芸なのです。 ゴッホやマネが、日本画から影響を受けたことは知られていますが、 日本画がゴッホやマネ、あるいはセザンヌ、あるいはミケランジェロを 参考にした形跡はありません。
お礼
なるほど、桑原氏が論じたものが「第二芸術論」だったんですか。 根本的なところを理解してませんでした。 参考URLもとてもわかりやすく面白かったです。 また、私のまわりには日本画は素晴らしいという人しかいないので、 bildaさんの意見はとても面白いです。 そこらへんをまた突っ込んで調べていこうかと思います。 回答ありがとうございました。