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キリスト教の守護聖人
うろ覚えなのですが、365日すべてに守護聖人がいて、毎日誰かしらの聖人の日だったと聞いたことがあった気がします。 この守護聖人は、カトリックには関係が深いけれど、プロテスタント(宗派は色々だと思いますが)には、 あまり関係がないとも聞いたのですが、本当でしょうか? カテが違う気もしたのですが、歴史カテでしたら、納得のいくご回答がいただけると思い、 このカテを選びました。 お分かりになる方、よろしくお願いいたします。
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365日のその日を守護するという意味での守護聖人ではなくて、カトリックでは、十二使徒(イエスと同時代人)以降にも、この世で奇跡をおこなったり高徳をした人を「聖人」として認定しています。これは、365人以上います。 聖人は、母マリアとバプテスマのヨハネを除いては、その人の命日(なくなった日)を祝日しとして、信者がお祝いします。日にちにあぶれた聖人は「諸聖人」とくくられて11月1日にお祝いします。 たとえば、聖バレンタインは2月14日になくなったので、その日がバレンタインの日といわれる。また、キリスト教徒は、洗礼をうけるときに聖人の名前をいただくので、その名前の聖人がその人の守護聖人となります。自分の名前の聖人の祝日にお祝いをします。 プロテスタントでは、スタートからして「聖書の信仰のみ」という原則ですから、マリアや諸聖人の崇拝は否定的です。
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- tyr134
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「聖人とは、生存中にキリストの模範に忠実に従い、その教えを完全に実行した人たちのことであり、神と人々のために、またその信仰を守るためにその命をささげるという殉教もその証明となります。福者の列に加えられた後(列福)、もう一つの奇跡が前提となり、福者と同様な調査と手続きを踏んで教皇が公に聖人の列に加えると宣言し(列聖)、その式(列聖式)はローマの聖ペトロ大聖堂で盛大に執り行われます。」-カトリック中央審議会より http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/memo/sonsha.htm との事です。 しかし、それだけではなく、カトリック=キリスト教が各地に広がるときに、土着の神様が「聖人」にされる事もありました。 因みに、「聖人」はあくまでも「人間」です。 つまり、「土着の神様」はキリスト教によって「人間」にされちゃったわけですね(笑) でも、「聖人」はタダの人間ではなく、奇跡を起こす力があると考えられていました。 で、色々と「守護」して欲しい事ごとに「聖人」がいるわけです。 「漁師の守護聖人アンデレ」とか「旅の守護聖人クリストフォロス」とか。 しかし、先にも書いたとおり土着の神様まで「聖人」にしちゃったもんだから、「聖人」だらけになってしまった。 それで、全ての聖人を祝う日として「諸人の日」という祝日を作ってしまいました。(11月1日) で、そのイブの日(10月31日)が「ハロウィン(Halloween)」として米国で根付きました。(プロテスタントの国なのに、不思議ですね) 最近では、日本にも輸入して商業活動とかしてますね。 ※因みに、クリスマス・ソングの「もろびと~こぞ~り~て♪」の「もろびと」とは、もちろん「諸聖人」の事です。 まぁ、キリスト教って意外とチャランポランというかいい加減な宗教だな~と思ったりもしてます。良くも悪くも、、、。 諸人の日 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AB%B8%E8%81%96%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%97%A5 聖者の一覧 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E8%80%85%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7 #1さんが言うとおり、プロテスタントは、守護聖人を認めてませんね。 以下は憶測なので、間違ってるかもしれませんが。 プロテスタントは、「個人と神」の繋がりを重要視します。 カトリックや他の宗派では「個人と神」の間に「教会(教皇・聖職者)」が入ります。 プロテスタントは、この間に入る「教会」を批判して出来た宗教なので、「聖人思想」も否定したのでしょう。 「聖人」は「個人と神」を繋ぐモノと考えられますから。
お礼
詳しいご回答、どうもありがとうございました!
- tatsu01
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プロテスタントには、聖人という考えが存在しません。 したがって守護聖人というのもありません。
お礼
早速のご回答、どうもありがとうございました!
お礼
分かりやすいご回答、どうもありがとうございます!