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受動態(過去分詞)直後のing形の解釈

“The density was measured using the Archimedes method.” (この密度はアルキメデスの方法を使って測定した) この受動態の文章を能動態に戻すと、 “We measured the density using the Archimedes method.”です。 このとき、この文章はS+V+O+Cの文型と考えれば良いのですか? しかし、もしS+V+O+C文型だとすれば、目的語と目的補語の関係は、 be動詞によって結ばれている文と同じ意味関係になるはずですから、例えば、 ・She found the house very nice. ・She noticed him studying at his desk. ・We heard the bells ringing out. のように、目的語(主語)+ is + 目的補語の関係になるはずです。 しかし、上記のアルキメデスの方法を・・・の文章は、 “We measured the density using the Archimedes method.”であれば、 “The density is using the Archimedes method.”となるので、 この場合に主語は人間にならないといけないはずなので明らかにおかしいです。 “The density was measured using the Archimedes method.”のような、 受動態直後のing形は、文法的にどのように解釈すれば良いのですか?

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  • Parismadam
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回答No.3

はじめまして。 1.文の解説: 能動態の文、We measured the density using the Archimedes method.を分解すると We:主語になるS Measured:「~を測る」目的語をとる他動詞V the density:「密度」measureの目的語O using the Archimedes method.:「アルキメデスの法則を用いて」という副詞句を作る分詞構文。副詞(句)なのでSVOCの構成要素にはなりません。 従って、この文はSVOの第3文型になります。 受身の問題文 The density was measured using the Archimedes method. はこの目的語を主語にした受動の文です。 2.分詞構文について: 動詞+ingで現在分詞を用いて、副詞節と同じように「理由」「時」などを表す形式を、分詞構文と呼びます。分詞構文は副詞句ですが、副詞節に書き換えられます。 (1)「理由」を表す分詞構文: Being poor, he can’t buy it.「貧乏なのでそれを買えない」 As he is poor, he can’t buy it. (2)「時」を表す分詞構文: It being fine, I’ll go out.「晴れたら出かけよう」 As it is fine, I’ll go out. (1)では現在分詞の前に何もありませんが、(2)では現在分詞の前にItがきています。これは、主節と従属節の主語が違う場合は、現在分詞の主語を明示しなくてはならないからです。(2)ではAs節の主語はit、主節の主語はIで、2つの主語が違っているため、Itをbeingの前に置いているのです。 ご質問の能動文では、分詞構文が後置されていますが、「アルキメデスの法則を使って」と副詞的に訳します。Usingの前にはuseの主語を明示していませんが、これは、Usingの主語はweで、主格の主語Weと同じ主語になるからです。 3.主格の省略: 受動の文、The density was measured using the Archimedes method.では、usingの主語はweで、主格の主語The densityとは違うので、本来はusingの前に主語weを置く必要があります。 では、何故明示されないのか。これはこの受身の用法と同じく、we、you、theyなど「一般の人」をさすわかりきった主語は、省略されることがあるからです。 この受身の例文は正確には、 The density was measured (by us) (we) using the Archimedes method. と受身の主体「by us」と、現在分詞の意味上の主語「we」を文法上は置く必要があります。が、わかりきった主体・主語は省略されたということです。 以上ご参考までに。

helium
質問者

お礼

なるほど!一般主語の省略+分詞構文の意味上の主語の省略だったわけですね! 長年解明できずにずっと置き去りにしてきた問題が遂に解決したように思います! 気分爽快です!ありがとうございました。

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その他の回答 (2)

noname#64345
noname#64345
回答No.2

こんにちは~♪ カンマが必要という意見に賛成ですが、Google でクイックチェックするとカンマなしがかなりありました。 では~♪

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回答No.1

“The density was measured using the Archimedes method.” (この密度はアルキメデスの方法を使って測定した) この受動態の文章を能動態に戻すと、 “We measured the density using the Archimedes method.”です。 このとき、この文章はS+V+O+Cの文型と考えれば良いのですか? 【回答】 We measured the density using the Archimedes method. この英文はご指摘のように、成立しません。density が use することはあり得ないからです。 The density was measured, using the Archimedes method.のようにusing の前にコンマを入れてはどうでしょうか。using the Archimedes method を分詞構文と考えましょう。本来なら主節の動詞と分詞構文の動詞が違うので、we のような主語が必要ですが、漠然と不特定の人を表す時は省略できます。過去分詞の後の~ing形が、S+Vの関係にあるのかどうかは、文全体から判断するしかありません。もしこれが分詞構文ではないという意見がありましたら、別の意見を聞かせてください

helium
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。 そうなんです。どうしても私の知っている解釈では成り立たないのです。 しかしこの用法は、ネイティブの文章(論文)には頻繁に使われる形です。 私も文法的に解釈がいま一つすっきりしないまま、今日の今日まで使って来ました。 “The density was measured by the Archimedes method.”のように、 いかにも日本人らしく前置詞を使って言い換えることは容易なのですが、 そんな味気ない形にするよりもより動的な意味にするためにネイティブを真似して、 今までusingを使ってきました。しかし、この用法でネイティブの編集者に 間違いを指摘されたこともこれまでになく、今回の例文は分りやすい例として アルキメデスの法則を使用しましたが、科学論文ではこのような、 ”・・・was measured using ・・・”は良く使う形です。 googleで検索して頂ければよく分ると思います。 おそらく文法的に正しい解釈はあると思うのですが・・・

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