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日本語は能格(ertative)言語ではないのですか?
日本語は能格(ertative)言語ではないのですか? (1)太郎によって 花瓶が倒れた。 (2)太郎が倒れた。 上に見られるように、日本語は主格対格言語であるに加えて、能格言語でもあるといえます。むしろ前者は欧米文化の摂取の結果です。その証拠として、助詞「を」を使わなくても文が成立すること(「が」ですませられる)、「を」の使用頻度が少ないということを想起してください。 以上の私の考えはいかがでしょうか?落ち度があればご指摘おねがいします。
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能格言語では,他動詞の目的語と自動詞の主語が同じ格で表示されます。 日本語が能格言語だとして,能格が「ブ」で表されるとしましょう。 そうすると,次のようになるはずです。 太郎ガ 走った。 太郎ブ 花瓶ガ 買った。 (「太郎が花瓶を買った」のつもり) 日本語では他動詞の主語も自動詞の主語も「ガ」格で表示されるので,能格言語ではありません。 なお,他動詞の目的語が対応する自動詞の主語になることがあります。 太郎が 花瓶を {倒した/壊した/落とした}。 花瓶が {倒れた/壊れた/落ちた}。 同様の現象が英語にもあります。 John broke the vase. The vase broke. Mary opened the door. The door opened. 他動詞の目的語と自動詞の主語が対応するということから,これらの動詞を能格動詞と呼ぶことがあります。しかし,能格言語とは違うのだから,ということで,自動詞の方は非対格(unaccusative)動詞と呼ぶのが最近では普通です。
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太郎が(主格) 倒れる。 太郎が(主格) 花瓶を(対格)倒す。 上記の例文はウィキペディアで見たものですが、あなたの物と良く似ているのでは?太郎 と 花瓶 は偶然ではないとおもいます。どうしてですか? ”能格”のことはウィキペディアに詳しく説明がありますよ。
お礼
訂正:ertative を ergative に。 いつもPiedpiping さんには開眼させられます!宇宙のような広い知識で、水晶のアイスピックのような切れ味で、本当に感激させられます。 夫もよろしく申しておりました。人妻でごめんなさいね。