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日本語が操れることの有利さはあるでしょうか

どちらかというと欧米語などに比べて日本語が言語として劣っているかの論調が多いように思いますが、それはそれとして日本語を普通に使える日本人が他言語を使う人より有利な点というものはないでしょうか。

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  • fujic-1990
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回答No.6

 有利な点・・・ 「日本語の優位性」をどんなことで感じたかというと (1)フランス語の数の数え方を知ったとき。  ドイツ語の授業でドイツ語の数の数え方を知ったとき、面倒だと思いました。そしたらフランス語の数え方はもっと難しいと言われ、覚えようとしたのですが、覚えきれませんでした。数え方のルールは複雑で、百とか千とかで位を表しあとの1~9はどこの位でも同じ言葉で表すことができる日本語の単純さが、非常に好ましく思われました。  フランス語で暗算は難しいと思いました。 (2)最近、「日本語の歌詞にはストーリーがあるから好きだ」という欧米人の感想を聞いて改めて思ったのですが、日本語の1音1音が音符ひとつひとつに乗せやすいのです。  俳句が典型例ですが、外国語でつくろうとしても、17音で意味がある情景を描くことはできません。どうしても、何行(十数単語)かのショートポエムになってしまいます。  で、日本語の歌詞は意味を持つものが多くなっていますが、英語の歌は、音符一つに数語を乗せて、「いい女をみたらやりたくなったぜ」「アイツが作ったバーベキューはうまい」みたいな、大した意味のない「リズム中心」の歌になっています。  もちろん、日本語でリズム中心の歌も書けますし。 (3)これは漢字の功績であるのですが、表意文字と表音文字がまざっているので、漢字を拾っていくだけであるていどの意味がつかめます。仮名で書けば、中国人より速く書けるという特色も持ちます。  あるいは、短い字数でいろいろな意味を持った論文が書けることになります。  呉善花さんが書いた例ですが、「すそ」では意味ががかりませんが、「水素」と書けば、「水の素なんだな」と、その性質も分かるわけです。  同じ事を平仮名(大和言葉)やハングル(大和言葉に相当する非漢字由来の用法になる)で書き表そうとすると巨大論文になってしまうことになります。 (4)「てにをは」や単位が豊富で随時挿入できますので、同じ「漢字という表意文字」を使う中国語よりも、間違いのない文章が書ける。  中国語は、よく例に出しますが「三省堂」の元になった「三省」ですが、文章全体を読まないと「三度反省する」のか「3つのことを反省するのか」意味が分からないのです。そんなことがしばしばあるのですが、日本語なら明快です。誤解の余地がない場合が多くなります。

kaitara1
質問者

お礼

いろいろ興味深いお話を伺いました。中でも音楽の歌詞のことは特に面白いものだと思いました。母音が優勢だからでしょうか。かなが発明されたことも大きいですがやはり漢字というものの威力は無視できませんね。漢字以前にローマ字が入ってきていたら日本語はずいぶん変わったでしょうが今のような長所があまりなかったかもしれないと思いました。

その他の回答 (5)

回答No.5

>日本語を普通に使える日本人が他言語を使う人より有利な点というものはないでしょうか。 ご参考までに 日本語で科学を学び、考えることができる幸せーーノーベル化学賞の白川 ... https://www.mugendai-web.jp/archives/7373 抜粋 「欧米諸国に比べると、日本人の受賞者は少ないけれど、アジア諸国と比べると断然多い。それはなぜだと思うか」というものでした。 意表を突かれた私は、とっさに「日本人は日本語で書かれた教科書を使い、日本語で学んでいるからではないか」と答えました。 有利かどうかは知りませんが日本語は表記方法として表意文字(漢字)と表音文字(ひらがな、カタカナ、ローマ字(アルファベット))とを持っています。 表意文字(漢字)だけの中国では「ドナルド・トランプ」を本来は表意文字である漢字の音を借用して「唐納德·川普」と表記せざるを得ませんでした。 最近のパソコンなどで使われるIT用語の表示には一々翻訳するという苦労をしているようです。 参考 日中IT単語辞典 - 中国語のおもちゃ箱 https://www.my-toybox.net/itword.html 一方表音文字だけの英語などではヘブライ語のヤハウエをYHWHと表記せざるを得ませんでした。 最近スマホなどでは絵文字、顔文字などと呼ばれる表意文字と類似の機能をもったものを使うようにはなってきているようです。 更に日本語には電話する、FAXする、サッカーするなどと「~する」という言葉があります。 この言葉で外国語を簡単に自国語(日本語)にしてしまいます。 外国語を取り入れるという意味では千五百年以上前から外国語(漢字)で書かれた文章に返り点などという記号を書き加えることで日本語の文章として読み取るということをやりました。(読み下し) 自国語に翻訳することなく外国(中国)の文献を読んでしまいました。 外国語である漢字を日本語の読み(訓読み)にしてしまうということもやりました。

kaitara1
質問者

お礼

ほかの言語にはない特殊性をすべて教えていただきました。むしろ欠点と思われがちな面すらも考えようによってはむしろ長所と言う事もあるのかとも思いました。ふだんあまり意識していないことも多々ありましたので、改めて私なりにも、もう少し勉強してみたいと思います。

  • nagata2017
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回答No.4

国際的なコミュニケーションては不利だということから 劣っているという言い方もできるかもしれませんけど 例えば一人称の数は 世界中ほとんどが ひとつだけです。 日本語では何十個もあり それぞれニュアンスが少しずつちがう。 文字数もアルファベットは24文字 日本語は 万の単位 日常的に使われるものだけで 3000~5000個 世界中で最も進化した言葉だと言えると思います。 微妙な違いをひとつの単語で表現できる。

kaitara1
質問者

お礼

優れている点を自覚した方が良いでしょうね。

  • eroero4649
  • ベストアンサー率32% (11074/34518)
回答No.3

「タガログ語がロシア語より有利な点ってなんでしょうか?」っていう質問みたいなもので、有利不利で測るものではないと思いますよ。言語は言語ですからね。 「日本語がどこから来たのか」というのははっきりしない部分があります。もちろん朝鮮(韓国)語とは共通する部分も多いのですが、同系統との言語とはいえないそうで。中国語とはもうはっきり違っていて、日本語ってガラパゴスみたいです。 そしてそんなガラパゴス言語であるにも関わらず、難しい表現がいくらでもできるという特性もあります。世の中の言語によっては、難しい表現ができる単語が存在しないために高等教育ができない言語があります。例えばアイヌ語はリーダーを示す言葉が「酋長」にあたるような言葉しかありません。しかし世の中には「国王」だの「将軍」だの「社長」だのといろんな言葉が存在します。それらをアイヌ語に訳そうとしても「酋長」しか単語が存在しないので訳することができません。 そういう素朴な言語しか持たない民族は、大学のような高等教育は英語やフランス語などの外国語でやらないと授業が成立しないというのがありますが、日本語の場合はすべて日本語で伝えることができるんですね。 また欧米系統の言語をネイティブにする人たちにとっては、日本語は学習するのが困難な言語のひとつなのだそうです。文法などが根底から違いますからね。 つまりこれは我々日本人が欧米系統の言語を学ぼうとすると困難になるということでもあります。英語のアイラブユーは中国語ではウォアイニーで、ウォは私、アイは愛で、ニーはあなたを指すので、要はアイラブユーなのです。だから中国人が英語を勉強しようとすると、文法は共通する部分があるので覚えやすいのです。

kaitara1
質問者

お礼

勝ち負けではなく、ほかの言語にはない特性を生かすことが可能かと言う事でしょうか。

  • hue2011
  • ベストアンサー率38% (2801/7250)
回答No.2

志賀直哉みたいなうすらバカがそういうことを言いましたね。 フランス語のほうが美しいから日本もフランス語にすべきだ、なんて。 己の国の言葉もちゃんと扱えない人間が他国の言葉のほうがいいなどと言える根拠があるのかどうかと普通はある程度のバカでも、思います。 このうすらバカは「小説の神様」なんておだてられてわけのわからん図に乗った状態だったか、あるいは認知症になっていたか、でしょうね。 阿川弘之と言う人が生きていた時にこれを言ったら私が殺されましたけど。 ただこのことは丸谷才一でなくても言っておきたいことなので言います。 そもそも自分が使っている言語を美しく使うというのはその言語を使っている国民の義務ではないかと私は思うんですが。汚い使い方をしない、とやかくいわれるような表現はしない、ということに心掛け、感じていること考えていることを明快に示す努力をしないと、どんな言葉だって腐っていきます。 日本語は屈折語であり、非常に特殊なことがある。何よりも、言わないで伝えられるというのが特徴で、源氏物語みたいに主語がない状態でも情景はクリアに思い浮かべられるわけです。もし用語を忘れて「あれ」とか「例の」というと用件が伝わるんです。このような言語は、そうそう世界にあるものではありません。 暗喩はもちろん、本歌取りなどの方法で、言ってもいないことを意味していると伝えるようなマジックも可能です。 この素晴らしい性質は、訴えられないで具体的に攻撃するとか、そういうことにも使えます。 当然ですが、このような言語を普段から使っていると、どこかで丹田が座り、冷静さを失わないことが常態になります。 災害が起きたときなんかに、商店に押し入って略奪なんていうことをせず、自分の家がなくなっているのに炊き出しの行列に並ぶなんて言うのは、奥底で自分たちは一人じゃないんだということが共有できているから可能なんです。 昨日は自分の家が流されたのに、今日は他のところの災害のボランティアに入って人を助けるなんて、おそらく他国のどこにもひとりもいないはずです。

kaitara1
質問者

お礼

言葉の力は言葉の外でもいろいろな働きをしていると言う事ですね。納得できました。

noname#233772
noname#233772
回答No.1

日本語が他言語より劣っているとは思いません。むしろ「ことばを綴る」という視点から見れば、英語よりはるかに自由度が高く造語もしやすい。 情景や感情を表す表現も、英語より豊かですよ。

kaitara1
質問者

お礼

国際語としての条件は別にすれば日本語にも優れたところがあるに違いないと思っておりました。短所が長所と言う事にもなるのかなと思いました。