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アダルトチルドレンについて
私は、北海道芦別市にある星搓大学に在学中の人間ですが、 どうしても理論的且つ医学的に疑問が、在り質問させて頂きま した。 現在、アダルトチルドレンに対して研究していてその事なの ですが、この病気は、アメリカでは、認可されておらず唯一、 わが国で認知されている疾病ですが、この研究を始めた当時は 、社会適合障害の一環として見ていましたが、専門書を更に、 詳しく見ると、酒乱家族の中の子がなりやすく家庭機能不全 を起した状態で、大人まで成熟していない心の持ち主を示し ているのですが、僕は家族像から判断すると、条件情動反射 がこの病気の特徴で、その強度がただ現われているように、 みえたのですがどう思いますか?
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基本的な思考ベクトルは大いに同感です。 さらに言えば、基本的には、いわゆる心的疾患全てに当てはめるべきベクトルであろう、というのが素人ながら私の持論です。 そして、これは、疾患の解決に結びつく重要な要素であると思っています。 つまり、身体的疾患とは異なり、「何がどう」ということよりも、おっしゃるように『程度の問題』なわけです。 大脳生理学が発達している現代においては脳内のメカニズムもかなり解明されているようです。 ただ、疾患なのか疾患でないのか、という明確な線引きはおそらく非常に難しいのではないかと私は思っています。 このへんのことはgonkunさんの方がお詳しいかもしれませんね。 ACは、元来はアルコール中毒の親による弊害を蒙った子供を指しましたが、現在では(愛情拒絶も含めて)家族(親)から歪んだ愛より受けられなかった子供(として大人になった人)たちの総称とされています。 つまり、厳密に言えば殆どの人がACと言っても差し支えないのではないか、という気が私はします。 いくら親とはいえ、完璧な愛を与えることのできる者など存在しないだろうからです。 とはいえ、常識的限度を超える親も実際いるでしょうし、深く傷ついているという事実は見逃されるべきではありません。 日本の場合、「AC」とは、自らの問題を解決するために親と正面から対決するための免罪符のようなものかもしれません。 アメリカでは認可されていない病名とのことですが、それはACの定義があまりにも幅広くなりすぎたためということだけではなく、 日本に比べて個人主義的考え方が定着しているために、親に対しても堂々と対峙できる土壌があるからのような気がします。
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- hakobulu
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#2です。 バッググラウンドの典型としてアルコール中毒が挙げられるのでしょうが、虐待やネグレクトなどなど親による広義の暴力に起因しているのでしょう。 無論、同じ暴力を受けたからといって全員がACになるわけではありませんが、それがACの定義に何らかの影響を及ぼすものではありません。 仮に少数であったとしても、それが原因であれば検討されなければならないのは、どのような問題においても当然のことでしょう。 おっしゃるように「>発達時期に暴力を振るわれる」ことが直接的起因なわけですが、問題は、親がそれと自覚していない場合も多いという事実です。 昨今明るみに出ている幼児虐待、あるいは子殺し。 氷山の一角であることは明白です。 事件になる寸前の状態が非常に広範囲の家庭で醸成されていると考えるべきでしょう。 虐待しているとは知らず虐待を続け、 虐待されているとは気がつかず虐待され続ける。 これもACの悲劇的側面です。 解決するには問題点を明確にして、自ら立ち向かう必要があります。 親だから子を愛するはずだ、などという一般論は捨ててかからなければなりません。 愛しているつもりで、それとは知らず虐待と同等の抑圧を与えているという現状に気づく必要があります。 子供にもっとも近い親が与える影響が一番大きいに決まっていますが、この単純なことすら見極められない専門家の方も多いようです。 つまり、様々な局面で、「不合理な思い込み(イラショナルビリーフ)」が絡んでくるだけに根深い問題だということが言えるのでしょう。 >やはり僕はスペクトルを作り解明した方が、良いと思うのですがどうでしょうか? :具体的にどういうことを指しているのかはわかりませんが、 そのためには、非常に本質的な人間の側面を掘り下げていく必要があるように思います。 現在の専門家と称する人々の浅薄な思想(哲学と言っても良いでしょう)に基づいて無闇に分類されるよりは、 人間的基盤を持つ専門家を養成することに力を注ぎ、各々が個別の事例に対して臨機応変に対処していくほうが間違いが少ないのではないか、という気もします。 いきなり脳機能に変化が起こるわけではありません。 必ず原因があるわけです。 脳内化学作用の一環としてよりそれを探らないとすれば本質は解明できないに決まっています。 なぜそのような化学作用が起こるのか、という点こそ留意されるべきでしょう。 gonkunさんは専攻されているそうですが、どうぞ本質を見失わないようにして研究をお続けくださるよう願っています。
- ruehas
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こんにちは。 >僕は家族像から判断すると、条件情動反射がこの病気の特徴で、その強度がただ現われているように、みえたのですがどう思いますか? 質問者さんの仰る通り、それがアダルトチルドレンであり、そのように解釈する以外にないと思います。 我々の「情動反応」といいますのは「大脳辺縁系における生後学習記憶」に基づいて発生するものです。このため、それは個人それぞれの生後体験によって反応様式が様々に異なります。そして、これが通常以上に強い反応であったり、社会適合性を欠くために日常生活に支障をきたす状態に至るものを「心的外傷」と言います。 「うつ病(の一部)」 「パニック症」 「PTSD」 このようなものは全て「特異性の強い個人体験」によって大脳辺縁系「扁桃体」に獲得された「情動記憶」を反応規準として発生する「情動性身体反応」であり、生理学的な構造はみんな同じです。つまり、それは全て「心的外傷」であり、質問者さんのご指摘なさいます「条件情動反射」以外の何物でもないわけですね。そして、このような大脳辺縁系における情動性身体反応の原因が成長期における家庭環境と因果関係を持ち、類似する反応様式として心理学的に分類されたものが「アダルトチルドレン」です。 このように、アダルトチルドレンといいますのは成長期の影響によって大脳辺縁系に形成された特異性の強い情動反応です。従いまして、それは心理学的には「原因」や「症状」によって「アダルトチルドレン」と分類されますが、構造的には他のものと全く同じ「心的外傷」ということになります。ですから、同じような幼児体験があるからといって成長後に必ず同じ症状が現れるというわけではありませんし、また、それが最も影響しやすいというだけで、大脳辺縁系に何らかの反応様式が獲得されますならば、それが家庭環境以外の他の要因であったとしてもアダルトチルドレンと同じような反応が発生してしまうことだって十分にあり得るわけです。このため、心理学的には分類が可能ですが、その定義はあまり明確なものではありません。 我々の脳はでは大脳皮質に成長期というものがあります。ですが、アダルトチルドレンは成長期の生活環境、主に家庭環境が原因ではありますが、それが「大脳辺縁系の心的外傷」である限り、大脳皮質の発達傷害とは直接関係はありません。ですから、幾ら生後環境とはいえ、大脳皮質の発達や個人の成長過程における体験学習の不足によって発生する幼稚な行動や非理性的な判断といったのもアダルトチルドレンからは一切除外されます。つまり、何時までもわがままが治らないというのは、それは病気ではなく、単に未熟で意志が弱いというだけの話なんですね。そして、自分の人生が上手くゆかないのはみんな親のせいだと勘違いしている多くのひとたちを除き、大脳辺縁系に通常とは異なる反応様式を獲得してしまった極ひとにぎりの症例を「アダルトチルドレン」と言います。 >脳内メカニズミカルは視床下部と前頭葉より異常分泌物が放射された状態が、人間の異常行動を引き起こしているのですが、それは解明されてきており、 ちょっと待って下さい、これは事実でしょうか。 大脳皮質内には何らかの神経伝達物質を分泌する機能は一切ないはずです。それから、「視床下部」というのもそのような組織ではありません。ですから、それが異常行動に関係しているというのはちょっとあり得ないと思います。もしこれが事実であるとするならば、アダルトチルドレンというのは大脳皮質の成長障害による「器質性傷害」ということになってしまいます。ですが、飽くまでそれは大脳皮質とは関係のない「大脳辺縁系の心的外傷」と考えられているはずですが。 前頭葉を始めとする大脳皮質の機能は生後学習によって発達が異なります。このため、大脳皮質の成長期であります生後15歳あるいは二十歳までの間にコミュニケーションや情操学習が不足しますと脳全体のバランスが執れず、前頭葉における情動の抑制機能の発達の遅れによって理性行動に支障をきたすという研究は報告されています。質問者さんはこの辺りをごちゃ混ぜにしていませんか? これは少年期の生活環境に影響を受けることですから、アダルトチルドレンとの関連を調べるためにはたいへん重要なことです。ですが、少なくともこのために前頭葉から伝達物質の異状分泌が起こり、それが大脳辺縁系や他の中枢機能を変化させるというのは、これは恐らく何かの間違いだと思います。 それから、「視床下部」といいますのは自律神経系に出力する中枢であり、それが自律反応として我々の身体に表出されるというのは間違いではありませんが、ここから上位中枢に対して伝達物質の広域投射が行われ、それで中枢反応や覚醒状態が変更されるということも、解剖学上まず考えられないことです。何処でお調べになったかは分かりませんが、もう一度きちんと見直した方が良いと思います。
- jckl
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私は専門家でも、勉強をした事も有りません。 しかし、アダルトチルドレンを定義付けるとすれば、広義での解釈が必要でしょう。 酒乱家庭と位置づける事自体が問題で、条件情動反射と言い切ることも出来ないケースが多々見受けられます。 その背景を分析しても意味が無いと思います。 何故ならば、アダルトチルドレンは精神未成熟の大人を示すのみで、統計立てる為のデータが少な過ぎると思います。 私の周りにも、大人びた会話を好むガキがたくさん居ますが、家庭環境を鑑みた時に、一貫性は有りません。 分かる事は二つのパターンです。 厳しく躾けられた場合 大人の振りをして良い子を演じ精神成長出来ない 家庭環境に問題がある場合 見習うべき環境が整わず精神成長を阻害された 前者は良家の子息など生意気を言っても聞いてくれる囲いで育ったケース 後者は酒乱家族を含めオドオドと大人の顔色を見ながら育ったケース 共通するのは、素直な感受性を阻害されて育っていると言う事ではないでしょうか? 的違いでしたらお許し下さい。
補足
脳内メカニズミカルは視床下部と前頭葉より異常分泌 物が放射された状態が、人間の異常行動を引き起こし ているのですが、それは解明されてきており、ACの事 で言いますと、家庭機能不全と言ったりしますね。 そのバッググラウンドにアルコール中毒があると言う 事ですが、しかしながらアルコール中毒家系で、暴力 までいけば完全なACになるでしょう。 発達時期に暴力を振るわれる訳ですから、又アメリカ は、精神疾病を隠したがる習慣を聴いた事があるので 現実退こうしてるだけかもしれません。 やはり僕はスペクトルを作り解明した方が、良いと、 思うのですがどうでしょうか?