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指示電気計器について
指示電気計器で、可動コイル形は等分目盛ですが ほかの計器が等分目盛でないのはなぜですか。
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可動コイル形計器の構造は、よく観察されましたか。 回転するコイルの内側に円柱状の軟鉄芯がありますね。 この円柱の形が決め手です。 コイルの動くための空隙は、均一なギャップとなっています。 外側の軟鉄は永久磁石から導かれたN・S極になっていて、空隙に生じる磁界は全て円柱の中心に向かい、強さが一定です。そのため可動コイルに生じる回転角度は、電流に比例します。 他の計器は、そのように都合の良い形や原理ではないのです。例をあげておきます。 可動鉄片形の計器は、色々な形が考えられますが、コイルに生じた磁力で鉄片を吸引する力を利用します。 回転角は、ほぼ電流の2乗に比例しますが、全範囲でうまく合うわけではなく、指示0付近では、実用にならないのが一般です。 熱電対型では、電流により熱電対を熱して、その熱での熱電対の起電力で指針を振らせます。 起電力は、使用の範囲では、ほぼ温度に比例し、温度は、測定電流の2乗(I^2Rで当然ですが)に比例します。したがって、これも等分目盛にはなりません。 そのほかにも計器はあると思いますが、原理や構造を観察したり理解することで、分ると思います。
お礼
返事遅れてすいません。 助かりました。