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北条氏綱公御書置(五箇条の御書置)の全文を読みたい

3月18日のNHK大河ドラマ「風林火山」で引用された、「北条氏綱公御書置(五箇条の御書置)」の全文を探しています。 書籍、Web・・・何でもかまいません。なるべく、原文で正確な掲載を望んでいます。

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回答No.1

ネットで見つけました 完全に正確なのかはわかりませんので、書籍で確認してください (追而書)其方儀、万事我等より生れ勝り給ひぬと見付候得ハ、不謂事なから、      古人の金言名句ハ聞給ひても失念之儀あるへく候、親の言置事とあら      は、心に忘れがたく可在哉と如此候、 一、大将によらす、諸侍迄も義を専に守るへし、義に違ひてハ、たとひ一国二国   切取たりといふ共、後代の恥辱いかゝわ、天運つきはて滅亡を致すとも、義   理違へましきと心得なは、末世にうしろ指をさゝるゝ恥辱ハ在間敷候、従昔   天下をしろしめす上とても、一度者滅亡の期あり、人の命はわすかの間なれ   は、むさき心底努々有へからす、古き物語を聞ても、義を守りての滅亡と、   義を捨ての栄花とハ、天地各別にて候、大将の心底慥於如斯者、諸侍義理を   思ハん、其上無道の働にて利を得たる者、天罰終に遁れ難し、 一、侍中より地下人百姓等に至迄、何も不便に可被存候、惣別人に捨りたる者ハ   これなく候、器量・骨柄・弁舌・才覚人にすくれて、然も又道に達し、あ   つはれ能侍と見る処、思ひの外武勇無調法之者あり、又何事も無案内にて、   人のゆるしたるうつけ者に、於武道者、剛強の働する者、必ある事也、たと   ひ片輪なる者なり共、用ひ様にて重宝になる事多ケれハ、其外ハすたりたる   者ハ、一人もあるましき也、その者の役立処を召遣、役ニたゝさる処を不   遣候而、何れをも用に立候を、能大将と申なり、此者ハ一向の役ニたゝさる   うつけ者よと見かぎりはて候事ハ、大将の心にハ浅ましく、せはき心なり、   一国共持大将の下々者、善人悪人如何程かあらん、うつけ者とても、罪科無   之内にハ刑罰を加へ難し、侍中に我身は大将の御見限り被成候と存候得者、   いさミの心なく、誠のうつけ者となりて役ニたゝす、大将はいかなる者をも   不便に思召候と、諸人にあまねくしらせ度事也、皆々役ニたてんも立間敷も、   大将の心にあり、上代とても賢人ハ稀なる者なれハ、末世には猶以あるまし   き也、大将にも十分の人はなけれハ、見あやまり聞あやまり、いか程かあら   ん、たとヘハ能一番興行するに、大夫に笛を吹かせ、鼓打に舞ハせてハ、見   物なりかたし、大夫に舞ハせ、笛・鼓それゝゝに申付なは、其人をもかへす、   同役者ニて能一番成就す、国持大将の侍を召遣候事、又如此候、罪科在之輩   ハ、各別小身衆者、可有用捨事歟、 一、侍者驕らす諂らハす、其身の分限を守をよしとす、たとへは五百貫の分限に   て千貫の真似をする者ハ、多分ハこれ手苦労者なり、其故は、人の分限ハ天   よりふるにあらす、地より沸にあらす、知行損亡の事あり、軍役おほき年あ   り、火事に逢者あり、親類眷属多き者あり、此内一色にても、其身にふり来   りなは、千貫の分限者、九百貫にも八百貫にもならん、然るにケ様の者ハ、   百姓に無理なる役儀を懸るか、商買之利潤か町人を迷惑さするか、博奕上手   にて勝とるか、如何様にも出所あるへき也、此者出頭人に音物を遣し、能々   手苦労を致すニ付、家老も目かくれ、是こそ忠節人よとほむれは、大将も五   百貫の所領にて千貫の侍を召遣候と目見せよく成申候、左候得ハ、家中加様   の風儀を、大将ハ御数寄候とて、華麗を好ミ、何とそ大身のまねをせむとす   る故、借銀かさなり、内証次第につまり、町人百姓をたおし、後者博奕を心に   よせ候、さもなき輩ハ、衣裳麁相なれハ、此度の出仕ハ如何、人馬小勢にて   見苦敷けれは、此度の御供ハ如何、大将の思召も、傍輩の見聞も、何とかと   思へとも、町人百姓をたおし候事も、商賈の利潤も、博奕の勝負も無調法な   れハ是非なし、虚病を構へ不罷出候、左候得者、出仕の侍次第々々にすくな   く、地下百姓も相応に華麗を好ミ、其上侍中にたおされ、家を明、田畠を   捨て、他国へにけ走り、残る百姓ハ、何事そあれかし、給人に思ひしらせん   とたくむ故、国中悉貧にして、大将の鉾先よハし、当時上杉殿の家中の風儀   如此候、能々心得らるへし、或ハ他人の財を請取、或ハ親類縁者すくなく、   又ハ天然の福人もありときく、加様之輩ハ、五百貫にても、六七百貫のまね   ハなるへき也、千貫の真似ハ、手苦労なくてハ覚束なし、乍去これ等も分限   を守りたるよりハおとり也と存せらるへし、貧なる者まねをせは、又々件の   風儀になるへけれは也、 一、万事倹約を守るへし、華麗を好む時ハ、下民を貪らされハ、出る所なし、倹   約を守る時ハ、下民を痛めす、侍中より地下人百姓迄も富貴也、国中富貴な   る時ハ、大将の鉾先つよくして、合戦の勝利疑ひなし、亡父入道殿ハ、小身   より天性の福人と世間に申候、さこそ天道の冥加にて可在之候得共、第一ハ   倹約を守り、華麗を好ミ給ハさる故也、惣別侍ハ古風なるをよしとす、当世   風を好ハ、多分ハ是軽薄者也と常々申させ給ぬ、 一、手際なる合戦ニて夥敷勝利を得て後、驕の心出来し、敵を侮り、或ハ不行儀   なる事必ある事也、可慎々々、如斯候而滅亡の家、古より多し、此心万事に   わたるそ、勝て甲の緒をしめよといふ事、忘れ給ふへからす、    右、堅於被相守者、可為当家    繁昌者也、   天文十年五月廿一日                氏綱(御判) 『神奈川県史』資料編3古代・中世3下 小澤富夫編『武家家訓・遺訓集成』 ペリカン社

Gaagle
質問者

お礼

ありがとうございました。 こちらでもガタガタと探しており、手間取ってしまいました。 お礼が遅れて申し訳ありません。 原文(漢文)を入手したかったのですが、まずは、助かりました。 書籍は、やはり「小澤富夫編『武家家訓・遺訓集成』 ペリカン社」ですか・・・ね! \8,000.-超の書籍なので、二の足、三の足・・・を踏んでおります。 図書館巡りでもしてみます。 お手数をおかけいたしました。 ありがとうございました。 (ポイントはもうしばらくご猶予をお願いします。)

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