No.6です。
疑似科学と正統な科学を区別できる定義と言うのは実は非常に難しいものです。
これが正統な科学だと言う定義については大抵の場合うまくいかない例を挙げることが出来ます。
例えば再現性を問題にする人もいますが、宇宙論は再現することは不可能でしょう。
超弦理論などは当分の間実験することが出来ないでしょう。
>具体的には、どういうことでしょうか。
>実際にあった例で説明していただけませんでしょうか。
例えば、「ピルトダウン人」があります。
ピルトダウンで見つかったサルのような顎と人のような頭蓋骨を持った化石です。
これが本物だとするとそれまでの進化論が間違っている可能性があります。
化石が見つかったのが1911年、これが捏造であると断定されたのが1953年です。
検索すれば色々出てきます。
具体例は差し控えますが、「宇宙エネルギー」「フリーエネルギー」などで表わされる永久機関の発明です。
永久機関が可能になればそれまでの熱力学が間違っていたことになります。
それならば今動いている熱機関(自動車エンジン、火力発電所、ジェットエンジン等)が何故動いているのかをあらためて説明する必要があります。
相対性理論が間違えていると言う人もいますが、相対性理論は現代の物理に深く根ざしておりこれが間違えているならば全ての物理理論を作り直さなければなりません。
相対性理論はそれまでの電磁気理論が元になっているので相対性理論が間違えているなら今動いている電気器具の全てが間違えていることになります。
カーナビで位置がちゃんと分かるのも相対性理論を抜きにしてはありえません。
ただし、相対性理論が絶対に間違っていないと考える専門家はいないでしょう。
これは先ほど述べたことと矛盾しているようですがそうではありません。
今までに相対性理論で説明できたことで間違いが見つかった例はありません。
しかしながら相対性理論で答えが出せない領域がありその部分では相対性理論の修正が必要になると思われているのです。
単なる相対性理論の否定論者は相対性理論で説明できていることに対してまともな説明が出来ないことが多いのです。
一見突飛な例が科学的に受け入れられた例としては下記URLに解説がある小惑星の衝突による恐竜の絶滅があります。
別の例としてはBSEのプリオン原因説です。(これはノーベル賞を授賞しています)
これらの理論は提案された時点では疑似科学に分類されてもおかしくは無いです。
お礼
全体的にわかりやすい説明をしてくださって ありがとうございます。 フリーエネルギーがありえない理由や 相対性理論とカーナビの関係は、 ちょっと調べてみたのですが もともと、物理を習っていないので よくわかりませんでした。