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なぜラテン語は「C」と「G」という2種の音を持っているのか?
ギリシア語の3番目の音は「G」だから、ラテン語も3番目は「G」でなければならなかったはずです。しかし、現実には、「C」です。しかも、別に同じ音素「k」をもつ「K」があるにも関わらず、同じ「k」音をもつ「C」と「K」を持つようになった理由(と言うか、経緯)をご存じである方がいらっしゃいましたら、ご教示をお願いするものです。 別の疑問では、なぜギリシア語の3番目の音の「G」が「g」と「i」と母音(?)をもつのか? です。
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No.1 です。補足します。 CはΓが変形したもので本来は /g/ 音だったものです。そのうちなぜかKを避けてCが /k/ 音も表すようになったのでGが作られたようです。 古典ギリシア語ではΓは /g/ 音(いわゆるガ行音)ということになっています。現代語では /a//o//u/ の前では /γ/(摩擦音)/i//e//j/ の前では /j/ となりました。
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- trgovec
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C は /k/ も /g/ も表していたものの後に区別のために C を変形して G を作ったものです。Cn. = Gnaeus のような署名にはその名残があります。 K は Kalendae, Karthago 以外は使われなくなりました。なぜ K が避けられたのかの経緯はわかりません。詳しい方のご意見を待ちたいと思います。 もう一つの質問はΓが /γ/ と /j/ 音を持つのはなぜかということでしょうか。(違っていたらすみません) g が /j/ になるのはギリシア語に特有のことではなく、英語や北欧語でも起きています。ge, gi の場合に発音が口蓋化(軟音化)し(ギェ、ギィ)、また単独でも口蓋化し、更に /j/ へと変化します。 daeg [daej]- dagas [dagas] (day - days)古英語 Sverige スウェーデンの国名。スヴェリイェのように発音 このようなGの変化は言語によっては起きないもの(ドイツ語など)、「ヂェ」「ヂ」→「ジェ」「ジ」のような変化をたどるもの(イタリア語、フランス語など)、「へ」「ヒ」になるもの(スペイン語)、「イェ」「イ」になるもの(英語、スウェーデン語など)などさまざまです。
お礼
早い回答を有り難うございました。うーむ、そういう訳ですか。なにしろ、ラテン語の勉強を始めたばかりなので、疑問だらけですが。これからも何かとお世話になることがあるかも知れませんが、そのときはよろしく。では、感謝のメールまでに。
お礼
またまた、わざわざ補足回答してくださって有り難うございました。ふーむ、まさか、Kでは、書きにくいという心理的な理由もあったのでしょうかね。なにか、ラテン語のアルファベットに関する資料はないものでしょうか。もう少しして、新しい回答がないようなら、締め切るつもりです。そのときに改めてお礼をしたいと思います。では、感謝のメールまでに。
補足
新しい回答はもうなさそうなので、質問を締め切りますが、その前に、感謝のメールまでに。本当に参考になる話を有り難うございました。