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ラテン語形女性名Mariamの格変化
ヘブライ語女性名Miriamがアラム語化、あるいはギリシャ語化してラテン語にも入ってきた女性名Mariaですが、ラテン語においてMariamという別表記もあるようです。 しかし、その場合の語尾の格変化はどうなるのでしょうか? A型格変化と同じですかね? ご存知の方いらっしゃいましたら、ご回答宜しくお願い致します。
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noname#214841
回答No.1
むづかしい御質問ですね。私は文献をさほど読んでをりませんので、Mariamの主格以外の用例を思ひ浮かべることができません。少し調べてみたのですが、やはり見あたりません。Lewis-Shortの辞書にも記載がありません。 Mariaでしたら、それぞれの格の用例があり、辞書や文法書にたよる必要もなく、実例で判断できるのですが、Mariamは何も判断材料がありません。 [主格] Maria マタイ1:18 [呼格] Maria ルカ1:30 [属格] Mariae マタイ1:16 [与格] Mariae マルコ16:9 [対格] Mariam マタイ1:20 [奪格] Maria マタイ2:11 対格のMariamでしたら、聖書に何度か出てきますが、これは上記のとほり、Mariaの対格と同じですので、傍証にはなりません。ギリシャ語ならば対格形は両者が区別できて、格変化しないのだと断定できるのですが、ラテン語の場合はたまたま同形ですので何ともいへません。 私なりの結論。 (1)Mariamは不変化詞で、主格以外では使用しない。 (2)Mariamは、主格以外は、Mariaと同じ格変化をする。 不変化詞と考へるのが、素直ではないかと思ひます。