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鎖国と開港
鎖国と開港がもつ経済的な意味を教えてください
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- iinao
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回答No.1
QNo.2694974に先に答えたものです。それこそさきほどご紹介した『鎖国と開国』という本をごらんになったらよろしいかと思います。江戸時代の東アジアは、日本のように外交窓口を限定するのが普通でした。例えば、日本は長崎、対馬、松前、琉球の4つに外交窓口を限定するという「鎖国」体制をとります。(鎖国という言葉はまったく国を閉ざしているというイメージがありますが、それは実態とは違うということで「海禁政策」と呼ぶべきだと主張する人もいます。)こういう鎖国体制・海禁政策をとることが東アジアの各国で採用されていたので、日本もそれに従ったという風に理解したらよいでしょうか。 開港については、いろいろな意味がありますが、一番重要なのは資本主義経済に日本が捲き込まれていくということ、政治的には文明と野蛮に国を分別するという万国公法の世界にみずから文明国となるために入っていくことによって西欧から「文明」と考えられるものを国家が強力に導入していくこと-その一つの事例が富国強兵政策(官営工場の設立とその民間への払い下げ、財閥の誕生など)ということでしょうか-などがポイントかと思います。