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アンブローズ・ビアスの『in The midst of Life』

の中の一編である「アウルクリーク鉄橋での出来事」についてお聞きしたいことがあります。この作品の最後の場面で主人公のペイトン・ファーカーはいきなり殺されてしまいますが、主人公が首吊り縄を切ってから脱出してから彼が殺されてしまうまでの一連の出来事はどのような意味をもっているのでしょうか? 実はペイトン・ファーカーは脱出には成功しておらず、彼が首を吊って死に至るまでに彼が考えていた救われたいと思った気持ちが妄想みたいな形になって表れた?と自分なりには解釈しているのですが正直よくわからないです。

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  • zephyrus
  • ベストアンサー率41% (181/433)
回答No.1

お感じになった通りでいいと思いますよ。 最後の一段で、今まで現実であると思っていたことは実は幻想(願望)だったとわかり、 本人にとって酷薄きわまりない絶対的なほんものの現実があらわになります。 そのどんでん返しの鮮やかさに読者はうならざるをえません。 そしてその興奮がしばらくして収まると、反省というか思索がやってきます。 たとえば、自分が現実と思っているこの世界は、この男と同じ、自分の願望の反映に過ぎないのではないか。 あるいは、一瞬の夢とは一見なんと堅牢であろう。そして脆く儚いものであろう、など。 すぐれた短編小説は人生の断面をあざやかに切り取ってくれます。 よいものをお読みになりましたね。

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