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過マンガン酸のファクター
ファクターに関する質問はたくさん出ている上に恐縮ですが、 私どもの実験内で分からず、過去の質問参照にさせては頂きましたが、 ファクターに関する知識があいまいなためか解決しなかったので宜しくお願いいたします。 ある実験で過マンガン酸を酸化剤とし、還元作用のあるシュウ酸ナトリウムを滴定しました。0.1 N過マンガン酸カリを調製したのは以下の要領です。酸化剤である過マンガン酸は半反応式より5当量であるので、158.04/5より31.608 gが当量である。したがって、この1/10量、3.1608 gの過マンガン酸カリを水に溶かして1 Lとすればよいはずだが、過マンガン酸カリの純品は得がたいので、特級品または一級品の3.2~3.3 gを上皿天秤で時計皿上にひょう取して、約 1 Lのビーカー中に水で注意して洗い入れ、さらに水を追加して約 500 mlとし、水浴上で約 50 ℃に2時間くらいあたため、冷却後ガラスろ過器を用いてろ過し、ろ液を1 Lのメスフラスコ中に移して水で正確に1 Lとした。 この過マンガン酸カリの規定度がダイレクションに0.1 Nとあるのですが、自分は0.1molの試料を約 1 Lに溶かしているから単位は0.1 Mだと思うんです。そうすると、実験値による濃度とのファクター出すと全然1前後の値が出ません。 指導書なのであってて当たり前ですが、0.1規定を使い、実験値による規定度を使って出すと、1前後の正常と思われるファクターが出ます。 ファクターは規定度の単位 Nで出しても、 濃度 Mで出しても同じですよね? これって、やはり規定度じゃないとダメなんでしょうか・・。 すごく基本を聞いてる気がして申し訳ないのですが、私の大勘違いだと直したいので、すみませんが、ご親切な方ご教授お願いいたします。
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あなたの「大勘違い」だと思います。 3.1608 gの過マンガン酸カリは、0.1モルではありません。 過マンガン酸カリウムの式量が158.04なので、その0.1モルは15.804 gですよね? つまり、「158.04/5より31.608 gが当量である」というところで、「当量」という言葉が出てきており、すでにモル濃度(M)から規定度(N)への換算を行っているということです。 その前の段階で、「酸化剤である過マンガン酸は半反応式より5当量であるので、」と書いてますよね?これこそが、モル濃度から規定度への変換の際の考え方です。 >自分は0.1molの試料を約 1 Lに溶かしているから単位は0.1 Mだと思うんです。 ここでは、0.1molではなく、0.1グラム当量の試料を溶かしていることになります。
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- elpkc
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過マンガン酸カリは 0.02mol/Lが0.1Nです。 約3.16gは3.16/158=0.02だからです。 したがって、0.02molしか溶かしていないので、0.02mol/Lとなります。 規定度係数は、molでもNでも同じとなります。