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冷蔵庫での発酵
スイートロールを作る際に1次発酵後、冷蔵庫の野菜室に1晩置くと焼き上がりの生地が細かくなります。 偶然やったやり方なのですが、なぜそうなんるのか知りたいです。詳しい方の回答お待ちしてます。
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- azuki24
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回答No.1
『パン「こつ」の科学』(吉野精一、柴田書店、1993年) http://www.shibatashoten.co.jp/bookstore/book/000257.html この本に、「低温(冷蔵)長時間醗酵法」というのがあります。ごく大まかにかいつまむと、 ・卵や砂糖、油脂類を多く使うリッチなパンは、温度が高くなると生地がべたつくので、冷蔵して作業性をよくするのが第一の目的。 ・5~10℃で、2~10時間程度かけてゆっくり醗酵・熟成させると、生地の水和性がよく伸展性に優れたグルテンになる。 ・生地の膨張を抑えることで、パンの密度を高めて風味や味を強調し、生地の酸化を抑制して食感の軽いパンにすることができる。 ・炭酸ガス、アルコール、有機酸など醗酵の副産物もゆっくり生産されるので、風味成分をコントロールしやすく、副素材の味や風味を生かすことができる。 低温長時間醗酵法は、スイートロールのようにリッチなパンには最適な方法ということですね。