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シャロンv.s.アラファトとゲーム理論

最近のイスラエルの行動を見ていると、まさに報復が報復を呼ぶ不幸な状態に陥っているとしかいえませんが、シャロン首相も一部の国民感情を背景に引くに引けなくなっていると思われます。 このような事態に陥るのを避けるため、また、いったん陥ってしまった状態から回復するためにゲーム理論の枠組みが有効だと思うのですが、このような「報復ゲーム」(と呼んでいいのかどうかわかりませんが)について良い研究・理論はあるのでしょうか。 リファレンスだけでも結構ですので、どなたか教えていただけませんか?

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noname#5336
noname#5336
回答No.3

学会誌には、 International journal of game theory (ISSN:00207276) というのがありましたが、一瞥しただけでは、ほとんど抽象的で、学者のやる仕事でしかない(政治家・官僚・一般人には理解不可能)という印象です。 日本語のゲーム理論の定番は、 鈴木光男『新ゲーム理論』勁草書房、1994年 岡田章『ゲーム理論』有斐閣、1996年 の2冊だと思います。お読みになって、幻滅されるとよろしいかと思います。 (解析学は必要だし、現実問題は必要でないし……) それよりも、ゲーム理論が現実問題に有効であれば、また、ケーススタディに応用できれば、パレスチナには一時的にせよ、平和が訪れていておかしくないと思います。 現実は、リクードなどのほか、多種多様なアクターが存在しているがために、ゲーム理論の限界があると思うのです。 中山幹夫・武藤滋夫・船木由喜彦編『ゲーム理論で解く』(有斐閣、2000年)の各章(各ケース、ちなみに紛争事例はないはず)の説明で納得する人って、どれぐらいいるんでしょうか。 あくまで、理論は現実を説明するもので、理論が現実に先行することはないのですから。 もちろん、このような考え方ができない、というわけではありません(太平洋戦争の負けを見越した研究として、猪瀬直樹『昭和16年夏の敗戦』文春文庫を参照)。 しかし、私の見る限りでは、ゲーム理論は「机上の空論」という感じがします。

MasterM
質問者

お礼

>それよりも、ゲーム理論が現実問題に有効であれば、 >また、ケーススタディに応用できれば、パレスチナには >一時的にせよ、平和が訪れていておかしくないと思います。 >現実は、リクードなどのほか、多種多様なアクターが >存在しているがために、ゲーム理論の限界があると思うのです。 なるほど。もっともですね。ゲーム理論を政策実務に応用しようとするとPPBSの再来のようなことになってしまうのでしょうか。 しかし、ご指摘のように、ゲーム理論が単に一部学者の飯の種になってしまっているとすれば残念なことです。コンセプトはわかりやすいと思うので、うまく活用すれば良い「コンセンサス形成ツール」になるように思うのですが…。 ご回答ありがとうございました。

その他の回答 (2)

noname#14479
noname#14479
回答No.2

すみません。 私の専攻は経済学でして、 これ以上の情報はちょっと・・・

MasterM
質問者

お礼

なんか、無理を申し上げてすいません。 そもそもここは「経済学」コーナーでしたね。ちょっと政治のほうに再投稿してみます。 どうもありがとうございました。

noname#14479
noname#14479
回答No.1

ゲームの考え方の基礎を学ぶという意味では、 「戦略的思考とは何か」TBSブリタニカ がよいのではないでしょうか。 数式はありませんので、 普通の方でも読めると思います。

MasterM
質問者

お礼

ありがとうございます。早速あたってみます。

MasterM
質問者

補足

少し質問が舌足らずだったようですが、ゲーム理論の基礎に加えて、なにか「紛争のエスカレーション」に絞った研究や論文があるかについても知りたいと思っていますので、もしご存知でしたら教えていただけませんか?