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持統天皇(天の香具山)
「春すぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山」 この歌ですけど、私は「白妙の衣」を喪(高市皇子)と解釈しました。 つまり、高市皇子の喪で、白い衣を着ている香具山の皇子の館を見ながら、持統天皇は春(高市皇子)が過ぎ去り、夏(新しい時代)が来たと、万感の思いを込めて歌っている情景。 気になって調べて見ますと、 1.単なる初夏の風習 2.卯の花を白妙の衣と見立てた。(藤原定家) 3.冬の情景を見ながら、敢えて初夏の到来を歌った(中西進) こういった解釈もあるようです。 ただ、冬の情景を見ながらというのも不自然な気がしますけど、彼女はどういう気持ちでこの歌を歌ったのでしょうか。 里中満知子の「天上の虹」でも描かれていたようですけど、私は読んでいないので・・・。 有名な歌の割には、いろいろな解釈があると興味を持ちました。
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お礼
>挽歌は第二巻にまとめてあるので 言われてみればその通りで、天皇として豊作を祈る気持ちを力強く歌い上げたと言う見方が自然そうですね。