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旗本について
大名の分家で、独立に朱印状を貰っていない本家の内分の支藩は毛利・鍋島の分家を代表に、蔵米支給の○○新田藩主など例が多いですが、大名家の分家として立家した旗本で、本家から分知された訳ではなくてあくまで本家の内分での旗本家というのは結構例があるものなのでしょうか?
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私の先祖は旗本です。旗本ということについてちょっと誤解があるように思うのですがね。大名から分家して旗本というのはあり得ないのです。旗本は俸禄を将軍家の直轄である天領から採れた米で支給(実際には貨幣)されます。大名から分家した場合にはその大名の領地から俸禄を貰うか、あるいは知行を受けるかですから、将軍家から直接俸禄が来るわけではなく、従って旗本とは言えないことになりますよね。
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御回答ありがとうございます。 大名家から分知されて創設された旗本家はかなり多いと思いますよ。 ウィキペディアによると忠臣蔵の浅野内匠頭の弟・大学長広も、兄・内匠頭から新田三千石を分知されて旗本(寄合)に列しているみたいです。 他にも黒石津軽家のように本家から分知された旗本(六千石の交代寄合)がさらに本家から四千石を分知されて大名に列した例もあるようです。 http://www.asahi-net.or.jp/~me4k-skri/han/mutudewa/kuroisi.html 三千石以上の旗本寄合には、結構大名家の分家筋が多い気がします。