- ベストアンサー
海賊の描写
どうして、海賊船の船長は、片目・片手・片足と相場は決まっているのでしょうか? きわどい質問ですが、やはり人権にうるさい時代に、こういう描写は、問題かと・・・。 しかし、ピーター=パンや宝島など、私が子供の時には、楽しんでいましたが、障害者に対する偏見や差別感情はなかったです。 いかがでしょうか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
偏見や差別に関しては「ちびくろサンボ」が有名ですよね。 インド人の少年が主人公だった原作より、海賊版のアフリカ人の方が有名になってしまい、サンボがアメリカの黒人に対する蔑称だった事から、一時は絶版状態になりました。 とても人気のある本だったため、日本でも、主人公を犬に置き換えた「ちびクロさんぽ(散歩)」が出版されたり苦労したようですが、今はまた再版されています。 その理由は、サンボはアフリカでは普通の人名の1つであり、あんなに夢のあるすばらしいお話を黒人差別に結び付けて考える人の方が、差別を意識しすぎているのではないか、という意見が高まったためです。 同様に、海賊もとても荒っぽい職業(?)です。荒海で嵐にあったり、大きな刀で切りあったり、サメ(フック船長は鰐でしたが)に襲われたり、片目や手足を失っても何の不思議もない状況に置かれているわけです。映画でも百戦錬磨の傷だらけのヒーローが出てくるように、荒ぶれた海賊のイメージとしてそういう姿に描かれても何の不思議もありません。 「ちびくろサンボ」にも、むしろ黒人のイメージアップになるという意見があるように、海賊船の船長も、取り方によってはそれだけの障害を持ちながら、多くの手下を従え第一線で活躍している、ともいえるのではないでしょうか。 ある障害者の方が言っていました。 「私は自分の障害を個性だと思う事にしているのに、私を見る健常者の目が、私を障害者にする。」と。 ご参考までに。