今回の事件より以前から、海運会社には海賊情報が注意情報として配信されてきています。記憶では、過去、1件を除いて多くは海上で起きた「押し込み泥棒」とも言うような事件だったと思います。陸上であればピッキングをして押し入るところを船を横着けして乗り込んできたわけです。今回の事件はいわば、海上でおきた「誘拐事件」といった観がしますね。3人全員無事戻られてなによりでした。
今回は小さな船でしたが貨物船・自動車運搬船などの大型船舶の場合、船を横着けして下から昇ってくる彼らを上らせないよう、監視するわけです。船舶では24時間監視していますからね。
彼等の風貌については解放後のインタビューの中で「訓練された兵士」の様であったとか。
質問者様をはじめ一般的には海賊という言葉のもつ文学的イメージから、或るスタイルが湧いてきましょうが、髑髏マークの旗が翻った船が本船に近づいてこようものなら一目で海賊船とバレバレでしょう! その海域の近くの国の人々の風貌と想像するのが妥当なところでしょう。
実際のところ、「海賊」情報が入ってくる毎に海賊?と業界人でも少々の違和感を感じているんですよ。でも海の上の押し込み泥棒=海賊なんでしょう。
ついでに今回の報道でつくづく感じた事をひとつ。
今や日本船では多くの外国人が働いている時代にもかかわらず、誘拐された外国人の名前をきちんと報道していませんでしたね。会社側の問題ではおそらくありません。乗船者名は書類できちんと整えられていますから。報道側のセンスが古いからでしょう。報道側の姿勢が問われます。つまり、放送業界のような保護された業界の人達は時代の動きを日々追いかけてはいるものの、しょせん他人事で表面のみをザットなでるだけなのでしょう。自分自身が激動の現代に投げ込まれなければ「ぬるっ!」ままですよ。遅ればせながら堀衛門ちゃんから揺さぶられて初めて目がさめたのでは?海運界はとっくに目覚めていまして・・・。
お礼
ありがとうございます。 確かに、すぐにバレてしまいますね。