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キャッシュフロー計算書について
金の流れを示す「キャッシュフロー計算書」なのに なぜ、減価償却費が記載されるのですか
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やや長文ですいません。 まず、「キャッシュフロー計算書」とは、その名の通り”実際のお金の出し入れ”を記載したものだということを頭に入れてください。 なじみの深い「損益計算書」は収益と費用の流れを記載して最終的に、企業の純利益を算出しますが、そこに至るまで(1)実際に流出しないのに費用として数えられたもの(2)実際入金しないのに収益として数えられたものも混じってますので、区別が必要です。 考え方の一例として以下の方法で説明します。 キャッシュフロー=税引き後純利益(※営業利益×(1-税率)の場合もあります)+a減価償却費-b売掛金・受取手形の増加額+c買掛金・支払手形の増加額 まずご質問にありました原価償却費(a)は企業会計上では費用項目になっていますが、これは実際に出金をともなわないので、利益に”戻す”(=入金)という手法をとります。 bは売上代金のうち現金入金されていない分があるので、入金されていない分を実際の利益から差し引きます。 cは原料や商品を買い付けたときの代金のうち現金で支払っていない分があるので(猶予してもらっているので)、利益に足します。 ちなみに実際に売上や利益が伸びているのに、資金繰りが苦しいという企業はよくありますが、これはまさに損益計算書では黒字で、キャッシュフロー計算書が赤字であり、実際には現金が入ってこない、もしくは流出しているといった場合のことをいいます。 話が飛んでしまいましたが、(^^;)こういった感じでよろしいでしょうか? *あと、より詳細な数値を出すためもっと多くの項目を使って計算する場合もあります。実際の企業決算書類に記載されているキャッシュフロー計算書もご覧になって頂けたら、と思います。
- buz4u
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減価償却費は、費用ですが実際には現金支払いを伴わない費用というのはご理解できますでしょうか? すなわち、費用ではあるが現金の流出は行われていないわけです。 言い換えると償却費を計上することによって、現金が入ってくるという考え(キャッシュイン)になるのです。 わかりますかね?うまく説明できていないかも・・・
お礼
CF計算書の冒頭にある税引き後利益の中に、金の出入りに関係の無い減価償却費が反映されてしまっている為、この分をもどす必要があるということ、と理解いたしました。 有難うございました。
- softimage
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本来は利益から現金支出のない収益や費用の調整が必要ですが、金額の大きい減価償却費だけは考慮されるようです。
お礼
有難うございました。 ANo2・3の回答をも読ませていただき、理解できました。
お礼
有難うございました。税引き後利益には、現金の出入りとは関係の無い「減価償却費」が反映されてしまっている為、この分を戻す必要がある。売掛金等について行う処理と同様である、と理解しました。 頭がすっきりしました。