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ジアゼパムとニトラゼパムの性質
ジアゼパムが中性でニトラゼパムが塩基性になる理由が良く分かりません。 ニトラゼパムは、中性アミドをもっています。 ふたつとも窒素N:があります。(:は非共有電子対) これが塩基性を示すのかなあーって思ったんですが、そんな考えではジアゼパムの中性を説明できないですよね。 どなたか優しく教えていただけないでしょうか。 よろしくお願いいたします。
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ニトラゼパムとジアゼパムの構造上の違いは、 ・縮環しているベンゼン環の置換基(ニトロ/クロロ) ・アミド窒素の置換(なし(水素)/メチル) の2点です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%82%BC%E3%83%91%E3%83%A0 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%BC%E3%83%91%E3%83%A0 このことから考えてみたのですが・・・ 塩基性源については、seraphineさんの考えられた通り、 アミドではない側の窒素によるものと思います。 一方、アミド側の窒素は、プロトンとして放出することが可能なため、 この窒素が置換されていないニトラゼパムは酸性を示すのに対し、 ジアゼパムではメチル基で置換されているため、この効果はありません。 さらに、ニトラゼパムのニトロ基は、この窒素に対してパラ位に位置する為、 共鳴効果により、酸性度が強められます。 ・・・ということで、ピリジン型窒素の塩基性を相殺する酸性の強弱から、 ニトラゼパムは強く相殺されるため塩基性は弱く、 ジアゼパムの塩基性は相対的に強くなる、 と考えられます。 従って、 > ジアゼパムが中性でニトラゼパムが塩基性になる というのは、逆ではないかと思うのですが・・・。
補足
お返事ありがとうございます。 なぜジアゼパムを中性と書いたか・・・ 情け無いことに、お友達のノートに書いてあったからなんです(><) ほかの友達はジアゼパムもニトラゼパムも塩基性だって言ってます。 で、なんだかわけ分からなくなったのでこの場をかりてしつもんしました。 ご説明してくださってありがとうございます。 有機化学は苦手なんですが分かりやすかったです。 ニトラゼパムのほうがジアゼパムより相対的に弱い延期ですね。 ありがとうございます!