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明日 「あす」と「あした」の違い
「明日」を、「あす」・「あした」と言う時の、意味の違いを教えてください。 外国人のかたにたずねられて困っています。 彼は日本語を勉強中ですが、小学校2年生程度の漢字とひらがなは読めるといった程度です。
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語源的なことから説明しますと、 「あす」は、昔から「きょう」の次の日を意味(現在の明日の意味)しています。 一方、「あした」は「ゆうべ」に対する「朝」を意味していました。一日の終わりが「ゆうべ」「日暮れ」というため、「あした」は、「きょうのゆうべ(日暮れ)の次の朝」ということになり、今の言葉でいうと「翌朝」のことになります。その後、「あした」は「朝」から「翌日の午前中」となり、さらに「翌日」へと意味が広がっていきました。 現在では「あした」は砕けた表現で、「あした」→「あす」→「みょうにち」の順に改まった表現になります。ただ、話し言葉では「あした」が主流で、書き言葉では「あす」が主となります。常用漢字の付表における熟語「明日」の読みは「あす」であり、「あした」はありません。これは「書き言葉」を意識したためといわれています。
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- hetox2
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参考までに大辞泉より [用法]あした・あす――「あした」は「あした天気になあれ」「あしたはあしたの風が吹く」のように、最も日常的に用いられる。◇「あす」は由来の古い語であるが、「あすは北寄りの風、晴れでしょう」などと用いるほか、「あすは我が身」「あすの世界を担うのは君たちだ」のように、近い将来の意でも用いる。◇類似の語に「明日(みょうにち)」があるが、「明日、御報告にうかがいます」「明日の御予定はいかがでしょうか」など改まった場合、あるいは文章の中で用いる
お礼
>「あす」が、近い将来を表す とても参考になりました。 ありがとうございました。
お礼
語源的な説明は大変興味深いものでした。 くわしく解説していだき、よくわかりました。 >話し言葉では「あした」が主流で、書き言葉では「あす」が主となります。 >常用漢字の付表における熟語「明日」の読みは「あす」であり、「あした」はありません。 こちらもとても参考になりました。 ありがとうございました。