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タンパク質への翻訳について

はっきりしないことがあるので,わかる方がいらっしゃいましたらご回答お願いします. ある遺伝子のスタートコドンの,同じフレームの上流にストップコドンがある場合,翻訳には何らかの影響が出るのでしょうか? 私は,リボソームが完成するのはスタートコドンでの話なので,ストップコドンが手前にあっても関係ない,と考えています.

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回答No.2

cDNAの塩基配列を調べて、フレーム解析をしてみると実感できますが、5', 3' の非翻訳領域(UTR)はどのフレームを取ってもストップコドンだらけ、というのは当たり前ですよ。ストップコドンだらけのUTRに挟まれて、翻訳領域のORFがスカッときれいに空いて見えます。 ちなみに、 実際の翻訳開始は、スタートコドンのAUGだけでは起こりません。リボゾームが結合する配列が必要です。真核生物では一般にKozak配列というのがコンセンサスとされています(ご存じなければ文献等調べてみてください)。 フレームの中に複数のAUGがあった場合、必ずしも先に出てくるAUGから翻訳が始まるとは限りません。先にあるAUGは実はコンセンサスからはずれていて機能しなくて、 コンセンサスに適合した後の方のAUGから翻訳が始まっていることもあるので注意です。

hypertensive
質問者

お礼

ありがとうございます. 非翻訳領域にストップコドンが出ることは,珍しくないんですね. 私は最初のATGに変異を入れてやれば,下流の(フレームを問わない)ATGからタンパク質が合成されると考えていましたが,どうもそんなに簡単な話でもないようですね. 扱っているのは植物ウイルスで,基本的には植物のメカニズムに沿って翻訳が起こっているようですが,例外もかなりあるようなので,少し文献をあさってみようと思います.

その他の回答 (1)

回答No.1

影響ありません。 というか、スタートコドンでフレームが決まるわけで、それ以前は、スタートコドンかどうか以外はコドンベースで評価されることはありません。(少なくとも現在の知見では) (本来のスタートコドンの上流に、別のスタートコドンがあるというケース(uORF)もありますが、それは別問題ですし。)

hypertensive
質問者

お礼

ありがとうございます. やはりそうでしたか.