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昔の茶屋は山賊に襲われなかったの?
タイトルの通りです。山賊が出た、という記述が残る山にも茶屋跡などがありますが、山賊にしてみれば金を持っているかいないかわからない旅人を襲うより、旅人から儲けているはずの茶屋を襲ったほうが手っ取り早いのでは、と話をしていました。もちろん茶屋も教われないために何か防護策をとったのではと思ったのですが、何か詳しいことを知っているかたがおりましたらよろしくお願いいたします。
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ははははは、何か好きだなあ、こういう質問。 まず「金を持っているかいないかわからない旅人」という点ですけど、常日頃から「道中」をする人=大道芸人や渡世人は別として、商用で街道を歩く商人なんてのは「格好の獲物」だったんではないかと。 (大抵は、大きな商談=品物の買い付けとかで旅をするわけですから) そうでなくとも最低限の「路銀(旅費)」、すなわち現金を常に懐中にするのは当時の旅人の「基本」だったと思います。 また、たとえ大金を持っていなかったとしても、それこそ「身包み一切」、すなわち衣服や道中差(護身用の刀)、その他の旅道具一式を奪って売り飛ばせば、それなりの「収入」が得られたのではないでしょうか。 「道中手形(身分証明)」なんてのもかなり使い道あるかも知れません。 (もっと言えば「安寿と厨子王」の昔から「人身売買」という手段もありますし) 「峠の茶屋」が襲われなかった理由としては、 ・「茶屋まで襲うような狂暴な山賊がいる」ということになれば、自然と旅人もその道を避けて通るようになるので、敢えて手付かずにしておいた。 ・山賊自身、峠の茶屋を「飲み食いの場所」にしたり、「情報収集の場所(※)」などに使っている。 (※いかにも大金を持っていそうな客がいたら、一足先に仲間のところへ知らせて待ち伏せをする、等) ・旅人は所詮「余所者」なので、山賊の被害に遭ったとしても「茶屋の主人の言うことを聞かなかった旅人が悪い」ということになりがちだが、「地元民」の茶屋を襲うと、地元の捜査機関が「山賊征伐」に乗り出してくる可能性がある。 てなとこではないでしょうか。 「いくつか時代小説を読んだ」という程度の、あて推量ばっかで恐縮ですけど。
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現在.子供の頃に読んだ「山賊の出る集落」の近くに住んでいます。 「山賊」といえば聞こえが悪いですが.「山賊」は.その地区に住む地主で.その地区の最高権力者です。極端な言い方をすれば.一国の主で司法・行政・立法の3けんを持っている人間です。 ただ.この山賊は中央の支配者.つまり.天皇に逆らったので「山賊」と呼ばれているのであって.略奪を生業にしているわけではありません。 簡単に言えば.「関所の支払いが悪いので旅人を懲らしめた」ことが.誇張して伝わっているだけです。
お礼
へぇえ、これもまたおもしろいです。山賊のいわれが天皇反対にあったとは。 ネガティブなイメージを残しつつ定義が変わってしまったというのはなかなか貴重なご意見です。 ありがとうございました。
- dai-m
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私の答え、それは 「峠の茶屋」=「山賊の経営」です。 (わーっ、ごめんなさい「峠の茶屋」の方。) 本当に、こんな回答でスミマセン。 貧乏な人は、そのまま通してあげて、金持ちそうな客のみ襲う。 ちょっと、かっこいいかも。 確か、水滸伝にもそんなエピソードがあったと思います。 (いや、中国の茶屋は、お客さんを喰っちゃったかも・・。)
お礼
なるほど!山賊経営の茶屋かあ!納得。 dai-mさんの答えをみて、ショバ代を山賊に払っている、っていうのもありかもしれないと思いました。御回答ありがとうございます。
お礼
恐縮なんて、とんでもない。お知恵をいただいてうれしい限りです。 しかし非常に面白いですね。確かに茶屋が襲われてたら、またそこで茶屋商売をしようなんて思う人はいないですよね。 ご回答ありがとうございます。