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「命あらば子をばまたも儲けてむ」で終わる説話
中世日本の説話か何かで「命あらば子をばまたも儲けてむ」のような一節で終わるのがあったと思うのですが、タイトルと何の本だったか思い出せません。わかる方がいらっしゃいましたら教えて頂けませんでしょうか。 話のあらすじは以下の通りです。 母親と子どもが山道を歩いていると、山賊に襲われた。母親は「金目の物を取ってきます。人質に子供を置いて行きます」と言って去ったが、実際は逃げてしまった。母親が帰ってこなかったので、山賊は子供を殺した。この母親は正しい。親の命があるならば、子供はまた作ればよい(命あらば子をばまたも儲けてむ)。
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今昔物語にありそうだなと思って調べたのですが、山賊に襲われて子を捨てて逃げた話と子供を捨てて母を助けた話の二つがあり、 「命有らば、子をば亦も儲てむ。母には、只今別れなば、亦値ふべき様無し」と思て、子を打棄て、母の流るる方に掻き着て、母を助けて、岸に上せつ。」 と「またも儲けてむ」の語があるのは巻十九の第二十七話でした。 https://yatanavi.org/text/k_konjaku/k_konjaku19-27 巻二十九の第二十九話 https://yatanavi.org/text/k_konjaku/k_konjaku29-29 逃げて子供が殺されてしまうのは同じ。
お礼
ありがとうございます! どちらも子供が死ぬ結末なので2つの話がごっちゃになっていたようです。道理で検索しても出てこないわけですね。