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福沢諭吉の朝鮮観について・・。
福沢諭吉の朝鮮観についてなのですが、どうもわかりません。福沢諭吉は朝鮮とそもそもなんの関係があったのでしょうか?また、朝鮮について福沢はどう観ていたのでしょうか?どうかよろしくお願いします!
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すでにご存知と思いますが、「福沢諭吉のアジア認識―日本近代史像をとらえ返す 」を読まれるといいと思います。 (ご参考) http://www.jca.apc.org/nmnankin/news10-3.html
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- phj
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回答No.2
明治維新にも関係するのですが、あの時代の背景としていかに日本が欧米列強の植民地的なものから逃れ、近代国家として独立を貫けるかというテーマを理解することが重要です。 そして維新からようやく日本も一息ついたときに、問題がまだあることを良く知っていたのです。ひとつは欧米の傀儡になった清国、そして南下してくるロシア、さらにもうひとつは、まだ誰の手もついていない朝鮮半島でした。 地図を見てもらうと分かるのですが、朝鮮半島は大陸から、日本を槍でさすような位置にあります。ここを清国やロシア、または別の欧米列強に取られては日本が危ないというのが当時の常識でした。 福沢諭吉は、学問で身を立てた人ですから、まだ独立を保っている朝鮮が、自らの手で学び国を作れば、アジアの灯台となって独立附議の気概を列強諸国に示せると考え、強力に後押ししたのです。 しかし結果は、失敗でした。 そのため司馬遼太郎氏のいうところの、「アジアの固陋」に気づいたのでしょう。 その後の福沢諭吉は、朝鮮をむしろ仮想敵または敵に協力するものとして扱うようになったのです。