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蘇軾(蘇東坡)の『飲湖上初晴後雨』の和訳の読み方
日本語を勉強中の中国人です。蘇軾(蘇東坡)の『飲湖上初晴後雨』の和訳を見つけましたが、読み方が知らないので、困っています。どなたか題目『湖上に飲す初晴後雨』の読み方も含め、教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。 湖上に飲す初晴後雨 水光瀲艶として、晴れて方に好し、 山色空濛として、雨も亦た奇なり。 西湖を把って西子に比せんと欲すれば、 淡粧濃抹総べて相宜し。 また、質問文に不自然な日本語がありましたら、それについても添削していただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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こんにちは、私も大学のときに少しばかり中文を勉強しました。 まず詩文の読みですが、幾つか読み方があると思いますが、標準的なものを。 ~~~~~~~~~~~~~~~ 「湖上(こじょう)に飮(いん)す 初(はじ)め晴(は)れるも後(のち)に雨(あめ)ふる」 水光(すいこう)瀲艶(れんえん)として、晴(は)れて方(まさ)に 好(よ)し、 山色(さんしょく)空濛(くうもう)として、雨(あめ)も 亦(ま)た 奇(き)なり。 西湖(せいこ)を 把(も)って西子(せいし)と比(ひ)せんと欲(ほっ)すれば, 淡粧(たんしょう)濃抹(のうまつ)総(すべ)て相(あい)宜(よろ)し。 ※「初晴後雨」は(しょせいごのあめ)なのですが、 「湖上に飲す、初め晴れるも後に雨ふる」と読み下す方が個人的には好きです。 ~~~~~~~~~~~~~~~ 質問文の方ですが、 大変自然な日本語文になっていると思います。 ただ一箇所だけ、 「読み方が知らないので、困っています。」 これは「読み方が解らず困っています。」とされると宜しいかと思います。
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- bumin
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「比せんと欲すれば」を分解すると、 比せ(未然形:見立てよう)+んと欲すれば となります。 (慣用的に「動詞+んと欲す」で「…”動詞”したいと思う」「…”動詞”しようと願う」となります。) 中国語とは異なって、日本語、特に古語・文語には活用というものがあり、一つの語の前後にその語に由来する言葉が付属しますから、日本人でも自由に使いこなすには少々の訓練が必要です。 勉強は大変だろうと思いますが、頑張ってくださいね。
お礼
再びありがとうございます。訳文の構造までもすっきりになりました。 本当にありがとうございました。やはり古文の知識も必要ですね。頑張ります!
- takuranke
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西子=セイシ=西施だと思います 先に書かれてしまいましたのでこの部分だけ、 本当に素晴しい日本語です。
お礼
ご丁寧に教えていただき誠にありがとうございます。「セイシ」なのでしたね。大変参考になりました。 日本語はまだまだ下手ですので、これからもよろしくお願いいたします。
- Scull
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ぜんぜん自信が有りませんが、ご容赦ください。 「コジョウニインス、ショセイゴノアメ」 「スイコウケンエントシテ、ハレテカタニヨシ、 サンショククウモウトシテ、アメモマタキナリ」 「サイコ(セイコウ?)ヲトッテ、サイシニヒセントホッスレバ、 タンショウノウマツスベテアイヨシ」 質問文については「とってもきれいな日本語」です!バッチリ! ↑これが言いたかったので、自信のない回答をさせていただきました。申し訳ありません。
お礼
毎度お世話になります。 ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。参考にさせていただきます。 励ましていただきありがとうございます。日本語はまだまだ下手です。分からないところが山ほど多いですので、これからもよろしくお願いいたします。
お礼
ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。読み方がよく分かりました。大変助かりました! また、質問文までも貴重なアドバイスを下さり、心より感謝いたします。 日本語はまだまだ下手です。これからもよろしくお願いいたします。
補足
「比(ひ)せん」についてお伺いします。 >西湖(せいこ)を 把(も)って西子(せいし)と比(ひ)せんと欲(ほっ)すれば, ここの「比せん」という構造はまだすっきりしていません。動詞の「比する」はどのような変化によって、「比せん」になるのでしょうか。「比せん」は「比しよう」、つまり「比べよう」という意味でしょうか。私は古典がよく分からないので、もしかして、日本語の古典文法と関係があるのでしょうか。 もう一度教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。