• ベストアンサー

昔の測量地図は誤りも多いのでしょうか

趣味で郷土史の研究をしています。 地域の変遷を知ろうと、平成現在の地形図と明治時代のそれとをPCに取り込み、Photoshopを使ってトレース、さらに重ね合わせるといった作業をしています。 少し前に「江戸・東京重ね合わせ地図」というCD-ROMが話題になりましたが、あれを自前でやるような試みです。 で、実際やってみると思った以上に誤差(?)が大きいのです。 現在とほぼ同じ辺りに同じ様な道がありながら、位置や角度は平気でずれていたりします。 昔から区画整理などもなされていないのであれば単に誤差と割り切ることも出来ますが、結構激しくなされた地域なので、それが測量上の誤差なのか、区画整理の産物なのか今ひとつ悩みます。 地形図は何年かごとに修正がなされている様ですが、そこでなされる修正とは(ひどく漠然とした言い方ですが…)結構大きい事もあるのでしょうか。 明治期の地図なんて結構いい加減なことも多いんでしょうか。 当方測量技術の発達などについてはまるで無知なのですが、その辺りをご存知の方や、紹介しているサイトをご存知の方がおられましたら、教えて頂たいと思います。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#111031
noname#111031
回答No.2

基準点の緯度、経度 などが、過去の測量と現在の測量との精度の差で 違っていると思います。また、山中の人が近づくことが難しいところは、測量官が離れた場所から見通して地形を見て、理論で等高線を描いたところが結構有ったはずです。 明治時代の地図は、陸軍の作戦用に造られたもので、一般人が使うことが主な目的では無かったのです。初めは伊能忠敬の地図を基にして内陸部を追加したのではないでしょうか。 私が今から40年ぐらい以前に使っていた5万分の地形図(黒一色刷り)とその後に出されたもの(二色刷り?)と比べると、等高線が合いませんね。隣同士で繋げようとしても、地形が合致しませんでした。 地図作成資料収集方法が異なり、精度も当然ながら現在の方が数段高いものになっている筈です。

teketonton
質問者

お礼

基準点の緯度、経度などが測量精度の差で現在と違うというのは驚きです。 でもそう言われると合点の行く気がします。 実は現在調べているのは東京の渋谷区で、明治時代に人が近づき難いところではなかったとは思うのですが、土地としてアップダウンの激しい地域なのでそうした誤差も生じやすいのかと思いました。 まあ素人目で決め付けるのも危険かも知れませんが… 勉強になりました。ありがとうございました。

その他の回答 (2)

noname#111031
noname#111031
回答No.3

思い出したのですが、中央新書で”五万分の一地図”に関する 一冊が出ています。これを読まれれば、詳しいことが分かると 思います。本のタイトルは、ずばりそのままです。著者は 井上英二さんで、国土地理院院長を勤められた方で、専門家中の 専門家です。

teketonton
質問者

お礼

再度ご回答頂き有難うございます。 アマゾンにあったので早速注文しました。 勉強させていただきます。

noname#17960
noname#17960
回答No.1

誤差の多さから言ったら、昔の地図は「この辺りに○○がある」程度です。 現在は「ここにはこれがあります。」ときちんと断言できないものは 測量屋として失格です。 >それが測量上の誤差なのか、区画整理の産物なのか今ひとつ悩みます。 これは両方の要因が大きいかと >地形図は何年かごとに修正がなされている様ですが、そこでなされる修正とは(ひどく漠然とした言い方ですが…)結構大きい事もあるのでしょうか。 ですが、地形に大きな変更がなければ (新しく道をつくったとか、ビル群ができたというような)さほど変わりません

teketonton
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 そうなんですよね、両方の要因が大きいんですよね。 ただ昭和以降の地形図だと現代と比べて誤差や修正もそうはないのでしょうが、明治位までさかのぼると(素人考えですが)何らかの方法や技術の違いがあったのかな…と思い、お聞きしてみました。

関連するQ&A