• 締切済み

地鎮祭になぜ75膳もの供物が要るの?

知り合いの家で地鎮祭をやりました。行ってみると祭壇の前に小さな供物皿が合計75個も並んでいたのですが、いかにも多すぎて不思議です。75という数字には何か宗教的な意味があるのでしょうか。

みんなの回答

  • neil_2112
  • ベストアンサー率73% (196/268)
回答No.1

こんにちは。 地元でお聞きになってもわからなかった、という前提で、推測を交えて書かせてもらいます。 75という数字は私も初めて聞きました。 むかし石清水八幡宮の神職に地鎮祭について伺ったことがあるのですが、供物は基本的に奇数種で「お神酒」「お米」「野菜」などを基本にそれぞれ三宝に盛ってお供えするのが基本、とのことでした。 建物を建てるにあたって、その土地の地神、水神に供えるのですから、そう沢山の種類は必要ないのでしょうね。もちろん、地方や神社の考え方によって多少変わる、ということでしたが。 おそらく75個の小さなかわらけが準備されていたのだと思いますが、あくまで推測で言えば、道饗(みちあえ)のニュアンスが含まれている……のかも知れません。 道饗というのは、陰陽道と神道の混交のようなものだそうで、かつて京の街中の道筋に漂う(と信じられた)悪霊群に供物を供える(つまり饗応する)ことで、もたらされる災害を防ごうとした一種の祭事です。この場合はこまごまと食べ物を準備したそうです。 そういうと大昔の行事のようですが、実はこういう発想は私の専門である仏教の儀礼(施餓鬼や野飯、辻餅など)と通底しつつ、割と現代にも残っていますから、可能性はなきにしもあらず、と言えるかもしれません。 あるいは全く別に、神社で行う祭事では、神に供えたもののお下がりを参加者みんなで食べあえるよう、少しずつ沢山のものをお供えしておく、という場合がありますが、こちらはちょっと違うでしょうね。 あまり何も断定できなくて申し訳ありませんが、ご参考まで。

ooyatyako
質問者

お礼

回答ありがとうございました。いただいたヒントを元に調べてみましたら静岡県や岡山県で七五膳供神事というのがあるそうで、どうやらその祭神の眷属が75あるようなのです。根本的なことはまだわかりませんがいい手がかりをありがとうございました。