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ビュフォンの針
問 十分に広い紙に間隔Lで平行線を引き、そこに長さLの針を無作為に落とす。 針は必ず倒れるものとし、また、針と平行線の太さは無視できるとする。 針と線が交わる確率を解析的に求めよ。 解答 針の長さをA、平行線の間隔をB、A/B≡Rとする。 平行線からの針の中心Cからの距離をx、平行線の垂直方向と針のなす角をθとする。 針が平行線と交わる条件は x≦Acosθ/2…※ である。対称性から針の中心xは(0,A/2)の一様分布、θは(0,B/2)の一様分布と考えられる。 上のxとθを座標に取りその範囲の長方形の面積ををΩとし、※の面積をΣとすると、確率Pは P=Σ/Ω で与えられる。従って、 Σ=int(0→π/2) Acosθ/2 dx=A/2 Ω=π/2*B/2=πB/4 ∴P=2R/π となる。ここで、A=B だから、 P=2/π となります。※までは理解できるのですがそれ以降が釈然としません。 またA≠Bの時はどうなりますか? Aが大きすぎると確率が1以上になってしまいます。 解説できる方お願いします。以下の本に図も載っています。 *********************************************** 演習 大学院入試問題集 数学(2)(サイエンス社) P174 ***********************************************
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siegmund です. No.2の回答の図がどうも余りよくありませんでした. cos 曲線が θ=π/2 でゼロになっていませんでした. 曲線は描けないのでどこかでボロが出るのですが, 下のようにすればもう少しましですね. 斜線は cos 曲線のつもり. *の部分がΣです. ○ B > A の場合 x │ B/2├────────┐ │ │ │ │ A/2│ │ │\ │ │*\ │ │**\ │ │***\ │ │****\ │ │*****\ │ │******\ │ │*******\│ └────────┴──θ 0 π/2 ○ A > B の場合 x │ A/2│ │\ │ \ │ \ B/2├────────┐ │****\ │ │*****\ │ │******\ │ │*******\│ └────────┴──θ 0 Θ π/2 それから, A < B,すなわち R < 1 ならこれでOKです, と書いたのは P = P=2R/π でOKという意味です.
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- siegmund
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A < B,すなわち R < 1 ならこれでOKです. A > B,すなわち R > 1 ならちょっと様相が異なります. 図を描いてみれば簡単です. Ωの方は幅 π/2, 高さ B/2 の長方形ですね. Σの方は x = (A/2) cosθの下側の面積です. θ=0 のとき x = A/2 ですから, A<B のときは cos 曲線はすっぽりΩの中に含まれています. 図では cos 曲線が描けないので斜線で代用してあります. Σは*の部分の面積 x │ │ B/2├──────────┐ │ │ A/2│ │ │\ │ │*\ │ │**\ │ └──────────┴──θ π/2 ところが A>B ですと,θがある値までは cos 曲線の方が長方形より上にあります. x A/2│ │\ │ \ B/2├──────────┐ │***\ │ │****\ │ │*****\ │ │******\ │ │*******\ │ └──────────┴──θ π/2 cos 曲線とx=B/2 が交わるθの値をΘとして Σ = (B/2)Θ + (A/2)∫{Θ~π/2} cosθ dθ = (B/2)Θ + (A/2)(1-sinΘ) = (B/2)Θ + (A/2){1-(1/A)√(A^2-B^2)} ですから P = Σ/Ω = (2/π){Θ + (1/B)[A-√(A^2-B^2)]} になります. R→∞ なら,Θ→π/2 で,上の式の{ }の第2項がゼロになりますから めでたく P→1 というわけです. ミスプリントなどあるかもしれませんので,チェックもよろしく.
- tiezo-
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0<A<=Bのとき 横軸をθ、縦軸をxとしグラフを書きます xの範囲は(0、B/2) θの範囲は(0、Π/2) 標本空間Ωは、この範囲の面積で横 Π/2、縦 B/2 よって、Ω=ΠB/4 針が平行線と交わるときΣは、x<=(A/2)cosθ を満たす部分の面積 わかり易くすると、y=(A/2)cosθとθ軸で囲まれた部分の面積 ただし、0<θ<Π/2 よって、Σ=int(0-Π/2)(A/2)cosθdθ=A/2 確率P=(交わるとき)/(全体) =Σ/Ω =(cosのグラフの面積)/(長方形の面積) =(2A)/(BΠ) また、A>Bのときは、平行線と二回交わる場合があるので また別の議論になると思います
お礼
ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。 大変よくわかりました。