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古い新聞の中の振り仮名
皆さん、こんにちは。下手な日本語ですいませんが、ちょっと振り仮名についての質問があります。 第二次世界大戦前は、新聞に出てくる漢字の傍に振り仮名がよく書かれていたって聞きましたが、どうでしょうか?振り仮名が新聞の中でほとんど使われなくなったのは、戦争直後でしたか?どういうきっかけで使われなくなったでしょうか?大正時代・昭和時代の戦争までのころは出てくる漢字が難しくて振り仮名はいつも漢字に添っていたってわけですか? 皆さんの回答をよろしくお願いします! トム
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NHKアナウンスルームホームページ http://www.nhk.or.jp/a-room/ ↓ ことばおじさんの気になることば http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/index.html ↓ 2005/02/17「ルビのはなし」 ↓ (URLは下記参照)
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- tasogare32
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No.2の方の紹介されているページに書いてあるとおりなのですが、もすこし敷衍しますと… 戦後の新しい国会で「路傍の石」の作家山本有三が当時あった緑風会から参議院に立候補、当選すると持論の漢字制限案を強力に推進しました。 同氏は日本人に近視が多いのはあの小さな「ルビ=ふりがな」が原因だとしてルビ廃止論を国会で広げ、同時にルビなしで読めるように漢字制限を実施するように主張しました。その結果当用漢字、ルビ廃止という法律案が国会を通過したわけです。 しかしルビなしになったその後の何十年に日本人に近視が減ったという話は聞きませんね。(^ ^) むしろ同氏が想像もしなかったテレビの普及などでかえって増える一方でしょう。
- tatsumi01
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振り仮名反対は第二次大戦前からも山本有三(「路傍の石」などで有名な小説家)が唱えていました。 実際に使われなくなったのは戦後で、アメリカ占領軍の政策と一部日本人の考えによって漢字制限が行われてからだったと思います。漢字を当用漢字1850字に制限し読みも規制すれば、国民は全部漢字を読める筈だから振り仮名は不要である、というわけです。
- k99
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現在の新聞に限ってのことですが、振り仮名(以下ルビと言います)は限定的に使われています。 新聞では、その紙面で「常用漢字」に新聞協会で決めた使える字・使えない字をさし引きした漢字を使うことに”基本的には”なっています(そのほか、会社によって多少異なってくる)。 #例えば「拉致」という表記ですが、以前は「ら致」と表記していました。近年になり、この後が盛んに登場(北朝鮮の犯罪行為が漸く日の目を浴びたため)するようになり、交ぜ書きだとヘンだ、ということで、この字は使えるように各社が決めたようです。 しかし、新聞社が使う漢字を制限したところで、世間にはそれ以上の漢字が溢れています。書きかえるか、ひらがなにしてしまうという手もありますが、それが出来ない固有名詞や、文章上の都合(寄稿だったり、引用だったり)などの理由で、どうしても使わなければならない事があります。 そうした字や、漢字は使える字だが、難読の人名・地名(小鳥遊なんて名前は普通の人には読めません。これでタカナシだそうで)などには今でもルビをふっています。 では、逆にそもそもルビを振らない字があるのはなぜか。 ここからは回答子の勝手な推測ですが、常用漢字(以前は当用漢字)は義務教育でほぼ学習し、殆どの日本人ならば読めるであろうと期待できます。それ以外の「拉致」のようなものもニュースで頻繁に使われれば、多分一般読者-最低で中学生程度の漢字能力を持つことが期待されている-は多分読めるでしょう。だとすれば、これにルビを付けるのはムダ、やめちゃえと言うことに成ったのでは。 この推測を敷衍すると、新聞が総ルビを止めたのは戦後当用漢字が制定されてからではないかと思われます。 しかし、これも回答子の推測であって、確たる裏付けがあるわけではありません。