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英語におけるtenseとaspectについて<言語学>
英語におけるtenseとaspectについてなのですが、いまいちよくわかりません。 英語には、tenseは二つしかなく現在と過去であり、つまり、[-s]と[-ed]にあたり、aspectについては、完了相と未完了相と思うのですが、完了相と未完了相が漠然としすぎていてよくわからないのと、継続相や瞬間相とか他にもいろいろ相があると思うのですが、具体的にどういう動詞があてはまり、また、なぜtenseとaspectに分ける必要性があるのかもわかりません。質問の仕方にかなり問題があると思うのですが、どなたか教えて下さい。 また、日本語におけるtenseとaspectも交えて、説明して頂ければ嬉しいです。 よろしくお願いします。
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基本的にはどの言語にもこの区別はあります。理由は、人間生活そのものが、そう言う区別の上に成り立っているからです。 「腹が減っている」と「腹が減っていた」を区別しない訳には行きません。つまり、テンス構造というのは、時間の流れの中で生きている限り、必ず区別が必要となるためにあるということです。 テンス構造の基礎は、時間の流れという万人(全ての生き物)の生活全体を覆うものでしたが、それに対し、アスペクトは、その時々の、動作や思考の捉え方の問題です。貴方が模型飛行機を作っているとして、それを、I am making a model plane. と言わずに、I make a model plane. と言ってしまったら、コミュニケーションに問題が生じる可能性がありますよね。 動詞には、色々なアスペクトがあります。go は、いわゆる受身(つまり、殴られる とか、壊される のような動作を加えられると言う意味の受身)はありませんが、He is gone と言う文は成立します。 さて、日本語におけるテンスとアスペクトですが、日本語のテンスははなはだあいまいです。 例えば、「教室は静かだ。」と言う文章だけを見た場合、現在のことなのか、過去のことなのか、区別がつきません。日本語には厳密な時制構造がないと言う人がいると聞いたことがあります。ただ、基本的には、現在と過去との区別は、日本語にも英語にもあります。 アスペクトですが、日本語に特徴的なものの一つに、「される」と言う言葉があると思います。「***さんは、ごるふをされるのですね。」は、いわゆる尊敬語(または丁寧語)でしょうが、「僕は、***に先を越されてしまった。」のようにも使われます。こちらは迷惑を受けると言う一種の受身です。どちらにも共通するのは、一種の受身の感覚で、「する」と言う能動形でなく、一定の距離感のようなものを表していると感じます。
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アスペクトはロシア語だと重要ですが、英語の場合はそれほど神経質になることもないと思います。
お礼
参考URLを教えてくれてありがとうございます。
お礼
とても詳しく説明してくださってありがとうございます。テンスとアスペクトについてだんだんつかめてきました。有難うございました。