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「わかる」のアスペクト論:ロシア語と絡めて
(1) 飲む→飲んでいる (2) 読む→読んでいる (3) わかる→わかっている 上を観察すると、(1)と(2)は同じグループの動詞ですが(3)は異なるグループに属すことがわかります。動詞に内在するアスペクトの許容限度の差に由来するのでしょうか? 「飲む」「読む」ともに「非瞬時相」で、「わかる」が「瞬時相」だからでしょうか?ロシア語との類推で「完了相」か「不完了相」の違いかと考えたのですが、どうもここでは違うようです。「飲む」「読む」ともに不完了相で、「わかる」は完了相にあたります。 さて、(1)から(3)までの「でいる」の意味は2つ考えられます。 ひとつは、「もう既に読んでいる。」もうひとつは「今読んでいるところだ。」(2)も同様の解釈ができます。しかし(3)は「もう既にわかっている」の解釈しか許しません。「今わかっているところだ」とは解釈できないのです。これはなぜなのでしょうか?
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英語での現在完了や進行形の動詞群と同じ考え方です。