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自己決定権から安楽死の是非について
自己決定権から安楽死の是非について論ぜよ。というテスト課題があります。 さっぱりどういうことなのかわからないので教えてください。
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- starflora
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「安楽死」とか「尊厳死」の概念について、まず知られることです。以下のURLに簡単に、安楽死を六個のパターンに分け、その一つを「尊厳死」としています。このように、安楽死の意味や用法は広いのです。 安楽死の六つのパターンとは、医師等が、積極的に安楽死させるか、または、消極的に、つまり、治療などをやめることで、自然死へと導く、消極的な安楽死かの二つがまずあります。これとは独立に、本人の「意志」の問題として、本人の意思が確認でき、本人が安楽死に同意している場合、つまり「自発的」、他方、本人の意思の確かめようのない場合、意識喪失状態とか、新生児の場合などで、これは「非自発的」で、更に、本人の意思を確認することができるのに、それをしない場合、これは「反自発的」で、この三つと先の二つの組み合わせで、六個のパターンができるのです。 そして、「自発的」かつ「消極的」な安楽死が、すなわち「尊厳死」だとしています。 ここで「自己決定権」とは、端的には、自己に決定能力があり、自分で、Quality of Life を選択できる場合でしょう。あるいは、そういう選択ができる権利でしょう。安楽死が本人の同意なしで行われるのではなく、本人が現実を認識を、自己の「生のクオリティ」について考えた上で、自己決定して安楽死を選ぶ場合、これは、自己決定権による、「尊厳死」ということになるでしょう。 こう言った概念、安楽死と尊厳死を分ける基準、自己決定、その権利ということ、また、Quality of Life などの概念や言葉をキーワードとして、貴方なりに考えてみられることです。また、「安楽死」や「自己決定・権」「Quality of Life」「生のクオリティ」などで検索したり、参考書を読まれて、学ばれることです。