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大鏡『道真左遷』について。
この道真左遷の訳を読んで、どうしてもわからないのですが、………この大臣、子どもあまたおはせしに、女君たちは婿をとり-省略-同じ方につかはさぜりけり。………という部分なんですが、くわしく訳を解説していただきませんか??お願いします。
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>小さい子どもたちは一緒にいってもいい!! >と帝がいったのに、なんでそのあと道真はひとりなんですか??一緒とゆうのはどうゆうことですか?? 大鏡の本文で「そのあと道真がひとりぼっち。。」という記述は出てこないと思うんですが…。この後は道真が有名な「東風吹かば~」を詠むところと、かの大宰府で亡くなって都に天変地異が起こるという内容ですよね。 一応確認ですけど、流罪といってもこの時代の貴族はほんとにひとりぼっちで地方に放り出されるわけじゃあないですよ? 家来はもちろん付いていきますし、身の回りの調度品や衣装なども不自由ない程度には揃えていくんです。源氏物語で光源氏が流される場面もそうですよね。 そして道真と同じように、身内も一緒に付いていくこともあります。 参考サイトに『菅家後家』が載ってますが、これによると道真は流罪の際、少なくとも小さい男の子と女の子2人は一緒に連れて行ったとされています。 >バラバラにしたとはどうゆうことですか?? 前の回答にもあげたように、道真の子どものうち既に大人になっていた男君たちはそれぞれ「わざと別々の場所に」流されたのです。これも参考サイトに出てますが。 流罪になるほうからすれば、どうせなら皆で同じ場所に行ったほうが寂しくないでしょ?でも帝のお怒りが強かったので、道真は大宰府(西府)、高視は土佐、景行は越後、兼茂は遠江、淳茂は播磨といったように一人ずつに分けたんです。 でもちょっとだけ温情を見せて「小さい子どもであれば道真と一緒に行っても良い」ということです。 背景を知らないと確かに誤解しそうな場面ではあります。 だいたいこんなとこです、お分かりいただけましたか?
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- boufuusetu
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現代語訳は手元にあるのですよね? どのへんがしっくり来ないのでしょうか。 以下適当に解説です。 「右大臣(道真)にはたくさんの子どもがいて、姫君たちは結婚し、男君たちは皆それぞれに官位についていましたが、それ(男君たち)も皆あちこちに流罪になってしまって悲しい上に、幼い男の子・女の子たちは父君(道真)を慕って泣いていたので、『小さい子は(道真と一緒に)連れて行っても良い』と(帝が)お許しになったのです。 帝のご裁断がきわめて厳しかったので、お子がたを同じ方面に流罪にはさせなかったのです」 といったところではないかと。。。 要するに道真にはたくさん子どもがいて、年長の子達はもう官位も得ていたのでそれぞれ別の方面(土佐・越後・遠江・播磨など)に流罪になったが、小さい子どもたちもお父さんを慕っていたから帝が「お父さんと一緒に西府に行ってもいいよ」と許してあげた。ただし子どもたちの行き先は一箇所ではなく、前述したようにわざとバラバラにした、ということだと思います。
補足
小さい子どもたちは一緒にいってもいい!! と帝がいったのに、なんでそのあと道真はひとりなんですか??一緒とゆうのはどうゆうことですか?? バラバラにしたとはどうゆうことですか??
お礼
ありがとうございます!!! 本当によくわかりました!! 親切に教えてくださってありがとうございます◎