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まともな集団(企業)が、極端に少ないのは何故か?
世の中には、花王やSONY、HONDAとか、優秀とされる企業は確かにあると思います。でもその数は、企業の圧倒的な数に比べ、ごくわずかです。 ほとんどの企業は、成長力(創造力)が貧弱で、現在の利益を守ることしかできない機械的・官僚的な組織構造を作り上げ、新しい創造性を発揮することを自ら困難にしています。 ミンツバーグの「組織のライフサイクル・モデル」をみても、「組織が長く続くこと」が組織の創造力を損ない、官僚的にする作用をもっているように思います。 では、なぜそうなっていくのか? どういう集団心理?集団力学?的なものが働いているのかがわかりません。 勝手な仮説としては、 組織の構成員を、 ・他人志向(人より上や先に行きたい) ・自分志向(個々の価値観の実現や表現) ・帰属派(多数志向、所属集団の規範へ帰属) の3つに分けると、 企業で出世するのは、他人志向が多いと言う調査を見たことがありますので・・ ↓ 「出世型の他人志向が企業を支配し、自分達のパワー保持のために閉鎖的な組織構造を生み出し、自分志向から出てくる新たな価値の創造をつぶしていく・・」 ということを想像をしています。 ネットで検索しましたが、うまく探せません。 組織や集団の心理構造の成長と衰退、その要因について、参考になる学説や書籍があれば教えてください。
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お礼
ご回答ありがとうございます。 質問させていただいた後も考えていたのですが、この問題は心理学ではなく経営戦略の問題、業界リーダーの競争戦略の違いによるのかと思うようになりました。 リーダーが優位を維持する競争戦略の1つに、同質化戦略というのがあり、競合先の革新商品を上手にマネして陳腐化していくというものです。 強力なリーダーが、この同質化戦略をしつこくやると、イノベーションを意欲的にやろうという企業が少なくなり、どの企業も、創造よりも、売上管理やコストダウン管理に走っていくようです。 花王が掲げる「基本的な価値観」の中に、「健全な危機意識」というのがありますが、リーダーが保身への効率を高めるほど、その業界全体がつまらなくなる・・・という戒めを含んでいるのかと思っています。