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開けごまの「ごま」について
千夜一夜物語(アラビアンナイト)はシャフリヤール王とシャラザードとの夜話という形で、私は中学・高校時代と愛読してきました。 その中で「アリババと40人の盗賊」の物語も皆さんご存じでしょう。 この中で開門の呪文「開けーごま」(英:open sesame)がありますが、なぜ、「ごま」なのですか。当然英文でもありますように植物の「ごま」のことですよね。「ごま」に呪術的意味があるのか。それとも、他の語句から変化したのか(イギリスの友人は「オープン シーザー」=シーザーの誕生は初の帝王切開による、ことから来ているのだと言っていましたが?)誰か教えてください。 日本語の「ごまかす」=「ごま」によって風味を変え、不味いものでも旨いもののように味をかえる。「ごまのはえ」=「護摩の灰」などがありますが、こちらとの関連性もありますか。
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よく分かってきました。ゴマの鞘が割れて実が出るとき不思議な力が作用している→魔法の力があるという考え方は納得させられますね。 あの「ごまかす」の語源はkawakawa教授のおっしゃる通りです。当方は応用編の「ごまかす」でした。 「ごまのはえ」は「護摩の灰」由来で、立派な寺院など「護摩の灰」を御利益があると高く売り歩いた(偽ったことも多かった)=いかがわしいもの、となったようですが、この護摩行は、煩悩にみたたて薪を、(とん・しん・ち):難しい字なのでかなで:の三毒を表す芥子・米・胡麻を火中に投ずるとなっています。ここでも、胡麻が登場しますが、単に偶然でしょうか。