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ゲルマン(ドイツ)の成長の歴史的背景

ゲルマンがローマ帝国より力をつけ、帝位を受けるほどに強力になることができたのは何故でしょうか?どのような歴史的背景がありますか?

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  • ベストアンサー
  • pius
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回答No.1

帝位を受けるというのは、シャルルマーニュやオットーのことでいいんですか。 ゲルマンが力をつけたという言い方も出来ますが、ローマが弱体化したというのがより正確な言い方かもしれません。 まず、ローマが強大な力を持つことで平和になりました。そこで困ったのが労働力です。労働力は戦争によって得た奴隷が担っていたのですが、戦争そのものが減り、労働力としての奴隷が減ったのです。 変わりにコロナートゥスが発達しました。移動の自由があった農民を土地に縛ったのです。移動の自由が無くなり都市ごとの自立性が高くなりました。 またディオクレティアヌス帝の政策(主に宗教政策)は、ローマの共同体としての性格を失わせるものであったとされます。また、彼のころでは軍隊やその他の維持にお金がかかり、財政上も厳しい状態で市民に重税が貸されたのです。 その後帝国は4分統治され、力を弱めます。またこの当時主に軍事を担っていたのは、ゲルマン人の傭兵です。 このように弱体化していたローマ帝国(西ローマ帝国)に追い討ちをかけるように、ゲルマン人が侵入してきます。とはいえ彼らも東から来た“フン人(hun、hungaryの語源です)”に押し出されるように、ローマ帝国に入ってきたのです。 そして、ローマ帝国内でゲルマン人傭兵隊隊長オドアケルが反乱を起こし帝国は滅亡しました。 大雑把の経緯はこのようなものです。

jasuman
質問者

お礼

大変分かりやすい説明に感謝します。勉強になりました。 移動の自由が無くなり都市ごとの自立性が高くなりました。>ローマに対抗する独立心を芽生えさせたということなんでしょうね。