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艦船による対空砲の撃ち方とB29の機銃について
第二次大戦中の戦艦等の高角砲や機銃による対空射撃ですが、敵機に対してどのように照準・射撃を行ったのでしょうか。 よく戦艦の模型等を作っている時に機銃群の辺りに小さな射撃指揮所?みたいな部品があります。又屋根付き(装甲付きと言った方が良いのか?)のもので、3連装機銃や高角砲と同じような形をしており、しかし砲身のないものとかありますよね?あれは射撃指揮みたいな役目をする物なのでしょうか? 機銃や高角砲は各自自由に撃っているのでしょうか?それとも別の場所(射撃指揮所?)で照準し、それと連動して機銃等も動いているのですか?その場合砲の仰角とか向きは自動で動いていて、人間は射手と弾薬補給のみ行っているのでしょうか?もしそうだとしたら、指揮所一つに対して何箇所ぐらいの機銃又は高角砲が割り当てられているのでしょうか。 それと全然違いますが、子供の頃、B29の機銃の説明がどうしても理解出来なかったのですが・・・B29には12.7mm機銃の砲塔が4つ?付いていますよね。その砲塔はどこかで(B29の内部のどこかで人間が?)敵機を補足すると連動して全ての砲塔がその敵機の方向へ向き、射撃できるようなシステムになっているような感じで理解していましたが合っていますでしょうか?
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>あれは射撃指揮みたいな役目をする物なのでしょうか? その通りです、91式/94式/4式の3種類があります。 4式は簡易型で覆塔があるのは91/94式です。 いずれも内部に高角測距儀を装備して測距データーを方位盤で計算し て目標の未来位置を出す物です。 データーは各砲台に送信され、砲台はハンドルを回して指針をこの表 示に合わせて目標を追尾します。 高射機の引鉄を引くと追尾の良い(指針とデーターが一致している)砲 が一斉に発砲します。 通常高角砲2~3基で1群として運用された様です。 機銃も大略同様です。 B29の銃塔は1ヶ所ずつの遠隔操作です。
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- k762
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>機銃や砲の引き金を引くのは射撃指揮所の人という事ですか? >機銃や砲に付いている人はそれを動かすのと弾薬の補給のみなのでしょうか。 被害や故障等の場合は砲(銃)側照準となり各個射撃になります。 各砲(銃)には計算機構を組み込んだ簡単な照準装置が付いています。 但し単装機銃の場合は照準環を使った銃側照準が原則です。 ついでに...海軍の計算機構は歯車式ですが陸軍は電気式です。 米軍も固有の兵器に対しては指揮装置を使用している筈です。 但し増設した分に対しては無かった様に感じます。
- k99
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後段に関しては http://www.ne.jp/asahi/hayashi/love/b29.htm の「(1)火器管制システム」の項が詳しいです。 機銃塔4機と尾部銃座があり、尾部銃座は先任の銃手が担当します(この人は、与圧飛行中は、他のポジションに移動もできない)。 そのほかの機銃塔は機体中央にいる3人の機銃手と爆撃手が照準を担当します。この内、全体を見渡すことが出来る上部射撃手が全般的な指揮を執り、左右の射撃手は2つの機銃塔を同時に操作できるようです。 http://www.sun-inet.or.jp/~ja2tko/jap/ok_b29.museum.html に上部射撃手席のドーム状風防から外を見ている写真や乗員の配置図が掲載されています。
お礼
すばらしいURLありがとうございます。 よく分かりました。 凄い先進性ですね。参りました。
- ss79
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B29の防御用機銃座は遠隔操作式で与圧室内にいる機銃手が敵戦闘機を視認すると操作して照準を合わせ、射撃する仕組みです。 従って各機銃座は射手は居ませんからその分コンパクトになって空気抵抗も少ないわけです。 高々度で飛行する為、日本の迎撃機は十分な性能がなく追撃ができませんでした。 その事実が明らかになると、尾部機銃座だけを残し他の機銃座は取り外し、浮いた重量を爆弾や燃料に回したといいます。
お礼
爆撃機の機銃手というとB17のように各砲座に一人ついて撃ちまくる(とっても面白そう)というイメージがあったのですが、B29の砲塔はとても小さくてどうやっているんだろうといつも疑問でした。 遠隔操作なんですね。しかしそのシステムはいったいどうなっているのかとても知りたかったんです。遠隔操作で本当に大丈夫なのか、かえって照準動作が鈍るのではないかとか・・考えていました。 >機銃座は取り外し、浮いた重量を爆弾や燃料に回したといいます。 確か東京大空襲の時がそういう機体でしたかな? B29の迎撃は非常に難しかったんですね。 回答ありがとうございました。
補足
機銃射撃を「とってもおもしろそう」というのは問題発言でしたね。 申し訳ありません。訂正します。
- phyz
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とても面白い質問ですね。私も知りたいです。 最初の質問について私の意見は、基本的には錬度を上げて、敵機に当たるよう訓練していたのではないかと思います。当時の弾頭速度はさほど速くなく、且つ、弾頭自身の均一性も無かったと思います。ようは、方向と仰角を設定し、弾頭軌跡を頭に描いてこんなもんかなって適当にやっていたのではないかと。。映画や漫画ではよく大きな大砲とかは方向と仰角を指示する人がいますよね。逆に小さな機銃ではオペレーターは一人で回りに指示する人がいないというイメージです。 B29に関してはよくわかりません。
お礼
回答ありがとうございます。 私は例えば3連装の25mm対空機銃のような大きなものを高速の航空機相手にどうやって照準・射撃をしていたのかとても不思議だったのです。高角砲ならなおさら。 よくベトナム地上兵がアメリカ軍機を簡易的なクモの巣状の照準器がついた対空機銃で仰角と旋回のハンドルをグルグル廻して何人かで動かして撃っている映像など見ますが、戦艦等の場合もそのようにやっていたのかな~と思ったんです。 あと日本海軍というと機銃のとなりに日本刀を持った怖そうな偉い人が敵機に日本刀を向けてウテーとか叫んでいるイメージがあるんですが、あれは「あの敵機を撃て!」って指示しているのでしょうかね? というか本当にそんな感じだったのでしょうか?映画の見すぎかな(笑)
お礼
回答ありがとうございます。 なるほどそういうシステムだったのですね。 各砲が好き勝手に撃ちまくっていたわけではないのですね。 長年の疑問が解決してとてもスッキリしました。 ところで米軍も同じだったのでしょうか(ボフォースの40mm4連装とか)もっと高度なシステムだったのかな。
補足
機銃や砲の引き金を引くのは射撃指揮所の人という事ですか? 機銃や砲に付いている人はそれを動かすのと弾薬の補給のみなのでしょうか。