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フィブリン沈着とフィブリノイド変性について
専門的な質問です。 人体組織学の用語の問題なのですが, 『フィブリン沈着』 と 『フィブリノイド変性』 と 『線維素性炎』の違いはなんでしょうか? なかなか明確に定義してある本が見つからなくて困っています。 ぜひご教授よろしくお願いします。
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こんにちは、定義を知りたければ、まずは、辞典ではないでしょうか?以下に簡略的に述べます。 まず、 フィブリン沈着とは、血液凝固の際にトロビンの作用により、血漿中の線維素原が、線維素となって網状に析出してくる。特に線維素性炎症の際には滲出液中に多量の線維素原血液から移行するために炎症巣内に網状の繊維素が析出し沈着すること フィブリノイド変性は、フィブリン様変性とも呼ばれ、病変の主体は膠原線維であり、線維は膨化し、線維構造を失い均等な硝子様となる。血漿内の線維素が膠原線維を侵淫し、線維間に沈着凝固した状態と考えられています。(膠原線維自体も構造変化を示す) 線維素性炎(急性線維素性炎症)は、滲出物に多量の線維素を含む急性炎症のことです。
お礼
分かりやすいご説明ありがとうございました。 参考になりました。