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放射線と人体
カテゴリー違いでしたら申し訳御座いません。 いつもお世話になっております。 当方福島県在住の者です。 専門の方の話では専門用語ばかりでよく解らなかったので質問させて頂きます。 生活をしている以上、私たちは普段から放射線は浴びていますよね。 更に日常口にしている食べ物からも多少なりと体内に入っていると聞きました。 ということは 「放射線とは花粉症と同様に浴びたり体内に入ったりの許容量があって、その許容量を超えて被曝した時に人体に影響を及ぼす。 逆に言うなら僅かな量であれば体内に入ったとしても人体に問題はない。」 という認識で合っていますでしょうか? 御存知の方いらっしゃいましたら、御回答頂けると幸いです。
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- TYWalker
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放射線、放射性物質、放射能という言葉が全然違うのでまずこれを押さえましょう。 放射性物質は放射線を出す物質のことです。 原子的に不安定な状態で、核崩壊を起こして安定な物質に変化します。 この変化の過程で放射線を出します。 安定な物質になったらもう放射線を出しません。 放射線は放射性物質が核崩壊のときに出すエネルギーのことです。 体を通過して行き、体には残りません。 放射能は放射線を出す能力のことです。 放射性物質は放射能を持っています。 放射性以外の物質は放射能を持っていません。 放射性物質は核崩壊を起こして放射線を放射した結果、放射能を失います。 放射性物質のことを(間違って)放射能と呼ぶ人がいます。 ここでは正しい物の言い方をすることにします。 さて、放射性物質をチリ、ホコリの状態で吸い込んでしまったら、体の中で放射線が出てきて大変危険です。 これを内部被曝といいます。 この放射線がなぜ危険かというと、細胞を通り過ぎるときに細胞分裂をする能力を奪ってしまうからです。 皮膚や内蔵、血管が増殖する仕組みが奪われます。 放射線が体を通り過ぎて行ったら、放射線は体に残りませんが、やはり細胞の増殖能力を奪います。 これを外部被曝といいます。 放射線が通過するとき体がダメージを受ける確率は、ガンと同じ仕組みだと思います。 放射線を多く浴びれば浴びるほど損傷を受ける確率は上がります。 外部被曝の場合は、線量が少ない場合はあまり心配する必要はありません。 よく言われますが、宇宙からの自然放射線を人間は浴びているからです。 内部被曝の場合はいつまでも物質がとどまり続けて内部から放射線を出し続けますので、それだけ危険度が増します。 花粉症の場合は花粉が体に接種されると、それに対抗する物質(アレルゲン)が蓄積され、ある程度をこえてアレルゲンが蓄積されると急に発症します。 少しメカニズムが違うと思います。 花粉症と同じ対策が有効と今言っているのは、チリ、ホコリの形で放射性物質が浮遊しているという共通点によるものだと思います。 放射性物質の一例として放射性ヨウ素があります。 放射性ヨウ素は放射性物質で、放射能を持っています。 つまり、核崩壊を起こして放射線を出します。 放射線を出した後のヨウ素は放射能を持っていません。 放射性ヨウ素は、人間の甲状腺に留まって内部被曝することが多いです。 よって、それに対抗するために、あらかじめヨウ素剤を取っておけば、甲状腺が普通のヨウ素で満たされているので、放射性ヨウ素が体に溜まる可能性が下がります。 しかし、普通のヨウ素を普段から甲状腺に満たしていると、パセドウ病になることがあります。 だから、放射性ヨウ素が出ていないのにあわててヨウ素を接種するとかえって有害です。 ちなみに、パセドウ病の治療には、放射性ヨウ素が使われます。 面白いですね。w
- kokuyobind
- ベストアンサー率33% (9/27)
おおむね、それでよいと思います。 放射線の場合は線量当量ですね。 http://kotobank.jp/word/%E7%B7%9A%E9%87%8F%E5%BD%93%E9%87%8F
お礼
御回答ありがとう御座います。 教えて頂いたサイトも参考になりました。
- aokii
- ベストアンサー率23% (5210/22063)
放射線量とは、花粉症のように体内に入った量ではないようです。 あくまでも、体に受けたエネルギー(アルファ線、ベータ線、ガンマ線、中性子線)の大きさと時間をかけた積算量らしいです。(電力w×時間h=電力量whのようなもの)
お礼
御回答ありがとう御座いました。
お礼
とても参考になりました。 御回答ありがとう御座いました。