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変と乱の違い
歴史上の出来事で変(例、本能寺の変)と乱(例、大塩平八郎の乱)はどの様に使い分けられているのですか? 出来事の規模が大きいと乱で、小さいと変なのですか? よろしくお願いします。
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国語的な意味の違いとしては、以下の通りです。 変=異常な出来事、社会的な事件が起こること。政変や動乱などが発生すること。また、そのような事件や出来事 乱=戦争などによって世の中の乱れること。みだれ。「応仁の―」 >出来事の規模が大きいと乱で、小さいと変なのですか? 単純に、大きいor小さい、で区別するわけでないでしょう。微妙なところですね。 本能寺の変=明智光秀が、朝廷をないがしろにする織田信長に取って代わる(天皇や朝廷そのものに手をつけるわけではない) 大塩平八郎の乱=当時の実効的支配秩序である幕藩体制の変革(転覆)をはかる つまり、「乱」に付随する特徴としては、既成の支配秩序や支配体制そのものへの抵抗、あるいは転覆・打倒などを大義名分として兵をおこすこと、があげられるでしょう。(もっとも、こういう大きな目標を掲げる以上は兵も多数になり、したがって規模も大きくなる、という結果になるでしょうが。大塩の場合は、兵・規模は少なかったが、幕藩体制への挑戦、ということで幕府に与えた衝撃の大きさからいっても「乱」といえるでしょう。)
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- yenzifei
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こんにちは。 さっそくですが、歴史上「乱」というのがつく事件を思い浮かべてみてください。 ・「承久の乱」…1221年、後鳥羽上皇による鎌倉幕府打倒の兵乱。 ・「大塩平八郎の乱」…1837年、大塩平八郎が幕府に貧民救済を訴えて蜂起。 ・「島原の乱」…17世紀前半、キリシタン農民による一揆。 他にもありますが、これらに共通するものは何でしょうか。 何れも、同時代の権力(ここでは幕府)へ楯突いたものであるということです。 その時代の政権(鎌倉幕府や江戸幕府など)に一時的に服従せず、その政権の秩序を武力などによって“乱す”ことを「乱」というのではないかと思います(要は、お上に楯突くという感じです)。 他方、「変」というのは単なる事件を指し、たとえば「本能寺の変」といえば織田信長が滅ぼされた事件であり、これは別にお上に楯突いた事件ではありません。思うに「変」というのは、織田家が事実上滅んで豊臣の世になるなど、歴史的な変動をもたらした事件をいうのだと思います(これも「変」と名のつく他の事件を探してみてください)。 ですから単に規模の大小によって「乱」「変」を区別しているわけではないと思います。
お礼
天誅組の変、生野の変はどうなんでしょうか?
- z-knight
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こんにちは 個人的には大した意味は無いと思っていましたが、駿台予備校の先生の回答によると…
お礼
さすがに専門家の説明は分かりやすいです。ありがとうございました。
たしか ~役は、対外戦争。朝廷が外国と認識している相手との戦い。 ~乱は、読んで字のごとく「反乱」です。お上に逆らった場合ですね。 ~変ですが、政治的な陰謀や政変とか、名目上の最高権力者(天皇や上皇)が反乱を犯した場合(名目上は反乱ではない)。簡単にいうと上の二つ以外です。本能寺の変ですが、実質信長は最高権力者なので「~乱」だと思いますが、信長は天皇でも将軍でもないので「~変」になります。
お礼
なるほど、確かに文永・弘安の役となっていますね。 有難うございました。
お礼
政権に対する行動は乱という事ですね。有難うございました。